
昔の話だけど、mixiで届いたメッセージに貼られていたリンクを開いた瞬間、知らない出会い系サイトに“自動登録”されてしまった。
ここから、しつこすぎる詐欺運営との長い戦いが始まった。
適当にくれたポイントを全部使い切り、退会ボタンを押したら──
「退会手数料3万円を本日中に入金ください」
という衝撃表示。もちろん払う気なんてゼロ。
すると、運営を名乗る「高木」から怒涛の請求メール。
アドレスを微妙に変えながら、1分に2通レベルのハイペースで送り続けてくる。
あまりのしつこさにイラッとしながらも、メールの一番下に「問い合わせアドレス」を見つけた瞬間、
“あ、こいつ遊べる”
と悟った。
そこで逆に問い合わせてみた。
「サービス使ってないのに3万は高いです。裁判とか会社にバレるの嫌なんで…」
弱気なふりをしつつ、高木を揺さぶる。
するとお決まりの返信。
「確認できています。支払わない場合は裁判になります」
そこからは完全に高木を“おちょくるターン”。
「振り込みました!」「ローソソで入れました!」
「家にいたから入金してませ〜ん」
「高木おはっす!」
「住所教えてくりとりす!」
さらに、身内の不幸話で高木の同情を誘い、最後に
「うちのポチはゴキ○○です。ゴキジェットで即死でした」
という謎すぎる爆弾を投下した瞬間──
高木「まじでお前うざい」「家行くぞ」
→ ついに 担当者がキレて崩壊。
そしてとどめ。
「振り込め詐欺ちゃうん?」
高木「そぉですね。振り込め詐欺ですね」
詐欺、ほぼ自白。
その後、返信不可のエラーメールが返ってきて決着。
こうして“高木との戦い”は幕を閉じた。
いま振り返っても、詐欺メール相手にここまで粘り続けた執念はすごい。
そして一番笑えたのは、
高木の壊れっぷりと、ポチの正体。

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