2006年8月25日、福岡市の海の中道大橋。
幼い3人の命を乗せた車は、飲酒運転の車に追突され海へ転落した。
「どーん、一瞬のことです」
母・大上かおりさん(48)の言葉は、今も胸を締めつける。
「次の瞬間、水が一気に車内に入ってきました」
後部座席にいた1歳、3歳、4歳のきょうだい。
窓から海面に出ようともがき、必死に母の元へ戻ろうとしたその姿を、想像するだけで胸が張り裂ける。
事故を起こしたのは酒に酔った市職員。
「3人の子供たちが受けた苦しみ、恐怖。どれほどのものだったか、想像できますか」
母親は涙を堪えながら訴える。
福岡市内の高校で行われた講演会。
大上さんは、若者たちに真正面から問いかけた。
「こんなことで尊い命が絶対奪われてはいけません」
飲酒運転は“事故”ではなく“犯罪”。
だが福岡県内の検挙件数は、今年5月末までで1163件。前年同期比で524件も増加し、撲滅にはほど遠い現状だ。
ユーザーレビュー :
1.この事故は本当に鮮明に覚えています。 海に投げ出された車の窓から子供達が海面に出て、追突の衝撃を体に受けて必死に堪え、お母さんが泳いで何とか子供達を助け出そうと探して…叶わず子供達皆んな溺れてしまいました。 加害者は市職員だったと聞きます。 飲酒運転は犯罪です。今後も重い刑罰を。
2.刑罰があますぎなんよ。
知り合いに飲酒運転よくしてる人いるけど、罰金100万はちょろい言ってるからねえ。最低でも自己破産できない1億にして、一生免許持ってないくらいにしてほしい
3.これは本当に衝撃的で今でも犯人の名前と顔を覚えているぐらい。遺族感情に寄り添った最高刑罰に処してほしいが、加害者者にとことん甘い国、それが日本。
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