岩手県の小学1年生、工藤暖くんのランドセルは、なんと父親の木工職人・工藤博さんが約1カ月半かけて手作りした木製の特別なランドセルだ。家具工房「nokka」を営む博さんは、軽くて丈夫な「ウエスタンレッドシダー」という木材に防水加工を施し、さらに肩ベルトやフラップ部分には革を組み合わせて仕上げた。
一般的なランドセルより一回り大きく、重さは約2.4キロで少し重めだが、暖くんは「ちょっと重いけど慣れてきたから大丈夫」と元気に背負っている。学校の下校時には同級生たちもその木の質感に興味津々で、「木で硬くて触り心地が違う」と話している。
博さんは「息子のためにランドセルを作れるんじゃないか」と思い立ち、入学の半年前から制作を決意。
暖くんの意見も取り入れながら、オリジナルのデザインを完成させた。父の愛情と「物を大切にする心を育てたい」という願いが込められている。
入学から2カ月以上経っても暖くんは元気に使い続けており、「お父さんのランドセルに点数をつけるなら?」の質問には「100点…くらい」と答えた。それを聞いた博さんは「息子のために手作りでランドセルを作り使ってもらう経験は今しかできない。喜びだし、物を大切にする心を学んでほしい」と語っている。
この木製ランドセルは、ただの学用品以上の特別な“相棒”となっている。工藤家の温かな絆と職人技が詰まった一品だ。
コメント:
1.机や椅子や棚を作ってあげる方が良い気もしますが やはり子のために創意工夫して作ってあげるのは やりがいがありますね たとえ親の自己満足だとしても。 自分はバッグや布の小物をせっせと作ってます いつまで喜んでくれるのかなぁ
2.体力ある子なら使用に問題なさそう。 手づくり学用品って、あとは子供の気持ち次第。
喜んでるならいいけど、皆と同じ市販品で周囲に埋没したいタイプの性格の子もいるからね。そういう子に持たせるのは親のエゴだと思う。 この子のコメントで見る限りは喜んでるみたいだからいいよね。
3.ランドセルの平均的な重さは1.2kgぐらい 1kgほど重くなったと書いてあるけど物は言いようで普通の倍の重さって事だよ 1年生にランドセル2つ持たせてるみたいなもの さすがにかわいそう 木のふでばこくらいにしとけばよかったのにと思う
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