漫画「原因は、俺…?」が話題となっている。本作は、長年不妊治療を続けてきた妻と夫の物語で、夫が不妊の原因であることを知り、離婚を告げられるという衝撃の内容だ。ぺ子さんに本作の誕生秘話や不妊治療のリアルについて話を聞いた。
この作品は男性目線で描かれ、不妊検査で夫に原因があることが判明した瞬間を描写している。実は、読者から寄せられた男性の不妊体験談を元に制作されたもので、ぺ子さんは「精子が全くいなかったことや、自分が原因だったと知りながら妻に治療を頑張らせてしまったことに男性が強いショックを受けていた」と語る。
ぺ子さんは取材を通じて、不妊治療は「夫婦の意見がぶつかり合う場面が多い」ことを実感したという。
どちらか一方だけの強い意志ではうまくいかず、相手を思いやる心が大切だと学んだそうだ。
作品には男性側を責める声もあるが、ぺ子さんは「奥様は決して旦那様を責めず、励ましながら自身の気持ちを伝えていた」と話す。これは二人の間に元々強い絆と愛情があったからこそ成り立つ関係だと感じたそうだ。
読者コメントでは、「不妊治療の原因で男性因子が最も多いことをもっと知ってほしい」「検査は男女とも最初に行うべき」「女性が身体的・精神的に大変な思いをしているので、男性はまず検査を受けて理解と協力を示してほしい」などの意見が寄せられている。また、「男性の非協力的な態度が問題の一因であること」「男性のY染色体は一本しかなく、不妊の原因になりやすい」といった専門的な指摘もあった。
この漫画を通じて、不妊治療の現実や夫婦の支え合いの大切さが改めて広く伝わっている
コメント:
1.そもそも不妊治療中の夫婦が治療している原因の第一位は「男性因子」だということ、もっと周知してほしいです。 それと不妊治療を始めるのなら、最初から男女とも検査すべき。時間を無駄にしないためにも。
2.不妊治療はその身に子どもを宿す女性のほうがはるかに大変なのですから、まず男性から検査をしてほしい。精子の検査が恥ずかしく屈辱的というならば、女性はその100倍は恥ずかしく屈辱的、しかも痛い辛い思いをするのです。
その苦行に同行できないのだからせめて先に一歩を踏み出し道を開ける役目を担ってあげてほしい。治療のために小さく小さい削られる自尊心と月に一度の絶望をどうか理解しようとする姿勢をもつ男であってください。
3.男性は不妊治療に非協力的ですから、挙がっているデータは氷山の一角。 女性のX染色体は2つあるので、1つに不具合があっても不活性化されたX染色体が補えるが、 男性のY染色体は1つしかないから、男性側に問題がある場合の方が多いことは、考えなくても分かる。
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