名古屋市の小学校教員らが女子児童を盗撮しSNSで共有した事件を受け、名古屋市教委は市内の幼稚園から高校まで全校に盗撮機器の有無を調査するよう通達した。しかし、現場の教員からは「事件とは無関係なのに、教員全体が疑われるのは心外」との声が上がっている。
ある中学校の教師は、「2人1組で更衣室やトイレ、教室まで点検したが、業者に頼まないと意味がない。命令でやっただけだ」と語る。SNS上では「教師=ロリコン・変態」と一括りに非難する意見も多いが、多くの教員は真摯に子どもと向き合っており、風評被害に憤っている。
東京都の小学校教師は「現場では真面目に働く先生がほとんどなのに、一部の不祥事で全員が疑われるのは辛い。
冗談でも子どもに関する不適切な発言を受けることもある」と話す。
また、地域によっては私物のデジカメ使用が必須だが、今回の事件後、管理職から突然私物のカメラ使用禁止が通達された例もある。学校共用カメラは少数で、運動会や修学旅行などの記録に支障が出る状況だ。こうした理不尽さに教員たちは困惑している。
一部の教員の犯罪行為は「一握り」と言い切れず、10人ものグループで画像を共有していた事実は重い。しかし、「教師は聖職者ではない」と認識しつつも、学校にはしっかりした危機管理が求められる。
さらに、盗撮機器の捜索を教員自身に任せるのは問題で、犯人が巧妙に隠せば発見は難しい。管理能力の欠如が犯罪根絶の妨げとなっている現実も見逃せない。
学校現場の複雑な課題が浮き彫りになった事件だ。
コメント:
悪さするのは“ほんの一握り”かもしれませんが、一握りの人達が10人ものグループとなりお互いの画像を見せ合っていたら、これはもう「一握りの人の犯行」とは片付けられないでしょうね。正直、この10人だけで収まっているのかどうかも怪しくなります。 教壇に立ち教えている教師の皆さんに非難するのは間違いだと思いますが、学校としては「教師は聖職者ではない」という目を持って『危機管理』していって欲しいものです。
それと校内に盗撮機の捜索を教師にさせるのは、やはりどうかと思ってしまいます。仕掛けたカメラを自分で隠せば済む事を考えない管理能力では盗撮等の犯罪は無くならないと思います。
2.本当に恐ろしい。 こんなに気持ち悪い教師が子供達を見ているかと思うと恐ろしすぎる。 真面目に働かれている先生方からすると、一部のおかしな人達のせいで一括りにされるなんて本当にたまったものじゃないと思います。 うちの息子は学校の先生や友達から、お前教師向いてるんじゃない?と言われてから将来の選択肢に教師が入っているようですが、過酷な労働に加えてこんな問題まで山積みになってくると、その道を応援してやるのが良いのかも不安になります。 性犯罪者は一度罪を犯したらとにかく厳罰に処していただきたいです。
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