近年、道路や駐車禁止区域に平然と駐車する違法駐車が後を絶ちません。警察がどれだけ取り締まりをしても無くならないこの問題に、多くの人々が頭を悩ませています。今回ご紹介するのは、そんな無断駐車に関する実際の出来事です。
無断駐車は普段の生活ではあまり気にならないかもしれませんが、実際に車を運転して道路を走ってみると、路上駐車している車がかなりの邪魔になることがわかります。2006年に駐車監視員制度が導入されて以降、駐車違反の取締りが強化され違反件数は減少しましたが、それでも全国で年間120万件の違法駐車が取り締まられているのです。
ある日、ある男性が相続した空き地に無断駐車されるという被害に遭いました。相続した空き地には特に用途がなく、空き地状態で放置していたところ、そこに違法駐車する車が現れたのです。無断駐車禁止の張り紙を貼ったり、警察に相談したりと、あらゆる手を尽くしましたが、ほぼ毎日のように停められてしまうため、ついに腹が立って復讐することを決意しました。
男性が考えた復讐方法は、無断駐車している車に対して直接的な攻撃をするのではなく、別の方法で対処することでした。彼はいつも置いているカラーコーンの中にセメントを流し込み、固めて設置することにしました。
こうすることで、コーンを跳ね飛ばして駐車しようとする車が、そのセメント入りのコーンにぶつかることを期待したのです。
男性はまず普通のカラーコーンを空き地の入り口に設置し、様子を見ました。思った通り、そのコーンを跳ね飛ばして空き地に入ってくる車が現れました。
そこで、次の週にセメントを流し込んだカラーコーンを設置し、さらに残りのセメントで空き地の入り口周辺を塗装しました。
セメント入りのカラーコーンを設置した翌日、やはり無断駐車していた車がやってきました。いつものようにコーンを跳ね飛ばそうとしたところ、スピードを出していたため、セメントの詰まったカラーコーンに激突しました。車は大きな音を立てて衝突し、その場で動けなくなりました。
この状況を見届けた男性は、すぐに警察に通報しました。駆けつけた警察に事情を説明し、「風でカラーコーンが飛ばされてしまうので、中に重りを入れていた」と説明しました。
警察も状況を理解し、無断駐車していた車の運転手に対して適切な処置を行いました。
この出来事がインターネット上で共有されると、多くの人々から賛同の声が寄せられました。「とてもすっきりした」という声や、「よくやった」といった賞賛のコメントが相次ぎました。一方で、やりすぎではないかという意見もありましたが、大半の人々はこの男性の行動を支持していました。
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