「私ちゃん、ネットで買い物お願いできないかな?」そう言ってきたのは、大学の同級生A子だった。
彼女が欲しがったのは、某オークションとAmazonの商品、合計56,789円。かなり高額な買い物だ。「新規アカウントじゃ買えない」と言い張り、私に支払いを代行してほしいと頼んできた。
正直、友達同士でそんな大金のやりとりをしたくなかった。けれど何度も懇願され、根負けして了承した。A子立ち会いのもとで商品を注文し、画面のスクリーンショットも撮って、LINEで金額をきっちり残した。もちろん、「合計56,789円」という証拠付きで。
A子は実家暮らしで「家に届けるのは困る」と言うので、受け取りも私が引き受けることに。土曜日、一日中家で配達を待った。時間指定できない商品があり、外出できずにいたのは、地味にストレスだった。
そして問題はその翌日。
商品を受け取りに来たA子が、私に手渡してきたのは56,000円。「……え?ちょっと足りないよ?」一瞬、千円入れ忘れたのかと思った。だがA子は笑って言った。
「えー、だってクレカとかポイントとか貯まるんでしょ?端数くらい良くない?」耳を疑った。「その“端数”が789円って知ってる?コンビニでおにぎり2つ買える額だよ?」
しかしA子は不満げに口を尖らせ、「普通それくらいオマケしてくれるもんでしょ!」と主張を譲らない。
埒が明かないので、「じゃあ他の人にも聞いてみたら?」と言うと、すぐに同じ学部のB子にLINEを送り始めた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
次のページ引用元:https://www.youtube.com/watch?v=HEC0LEswkig,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]