夜遅く、自分の車の燃料が底をつきそうだったので、セルフサービスのガソリンスタンド(GS)に駆け込んだ。エンジンを切り、車から降りて給油を始めた瞬間、一人の店員がニヤニヤしながら近づいてきた。
「ブレーキランプが切れてるっすよ。整備不良で捕まりますよ、今なら10分で直せるし、工賃込みで3000円です。」
彼の言葉には、どこか不自然な笑みが浮かんでいた。急ぎの用事があったため、整備不良だという事実を受け入れ、修理の提案を断って先を急ぐことにした。もちろん、ブレーキランプが切れているなら危険だが、その時は時間がなかった。
急ぎの用事を終えた後、すぐに近くのディーラーに車を持ち込み、ブレーキランプの修理を依頼した。
ディーラースタッフは車をチェックしながら、「問題ありませんよ。ランプは正常に点灯しています。」と一言。驚きと怒りが一気に込み上げた。
セルフGSの店員が故意にウソをついて、整備費用を騙し取ろうとしたのだ。自分の不注意で確認しなかったのも悪いが、明らかに騙す意図が感じられる店員の態度には我慢がならなかった。
この一件に疑問を持った私は、セルフGSの本社に直接連絡を取ることにした。オペレーターは、「そのような行為は一切容認しておりません。本件については、直ちに調査を行います」との回答を得た。しかし、どこか冷ややかな対応にも感じられた。
数日後、本社からの返答があり、「当該従業員については厳重に注意し、再発防止のための措置を講じます」との報告があった。
だが、詳細な説明はなく、事の真相は曖昧なままだった。
その後、私は再び同じセルフGSを訪れることにした。店員たちの顔には見覚えがあったが、彼らは私に気づかないふりをしていた。私はもう一度、車のランプを確認してもらったが、「問題ありません」との返答。以前のような詐欺まがいの態度は見られなかった。
もしかしたら、私の苦情が効果を上げたのかもしれない。だが、依然として警戒心は解けない。いかなる場合でも、しっかりと自分の目で確認し、疑問を感じたら別の専門家に相談することの重要性を痛感した。
この出来事をSNSに投稿すると、瞬く間に反響が広がった。「GSの本社に苦情を入れた方がいい」「詐欺まがいの行為だ、同じような目に遭った人が他にもいるかもしれない」と、共感と怒りのコメントが次々と寄せられた。
あるユーザーは「まちBBSでこの事を公開すれば、地域全体のためになるかもしれない」と提案し、他の人々も賛同の声を上げた。人々の怒りは、同じような被害者が出ないようにするための行動を促したのだ。
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