6年前、義父が亡くなった際、私に残されたのは金銭ではなく、心温まる言葉と共に渡された200万円という遺贈でした。その言葉には「介護させてしまって申し訳ない、ありがとう」とあり、正直なお気持ちが嬉しく、金銭的な価値以上のものを感じました。私にとってはその心からの感謝の気持ちが最も重要で、金額は夫の相続額の1/5程度でした。
義父の遺贈に関しては、義母や義弟から特に異論もなく、私自身もその遺産をもらうことに何の遠慮も感じませんでした。
ところが、昨年から義母の体調が次第に悪化していきました。最初は、病院への付き添いや日常的なサポートを私が行っていたのですが、意外なことに義弟嫁が頻繁に顔を出すようになりました。
義母の体調不良が続く中で、週3回ほど義弟嫁が義実家に来るようになったのです。正直、最初は驚きました。
義父が亡くなる前、義弟嫁は介護に対してあまり協力的ではありませんでした。特に印象に残っているのは、私がインフルエンザにかかり、部屋で寝込んでいるとき、義父の病院に付き添ってほしいとお願いしたことです。その時、義弟嫁は「お義姉さんは自発的にやってるかもしれないけど、だからって私を巻き込まないで」と言い放ったのです。その時は非常に冷たく感じましたし、その後も義弟嫁の態度に変化は見られませんでした。
しかし、義母の体調が悪化するにつれて、義弟嫁が頻繁に義実家を訪れるようになったことに、私は疑問を感じざるを得ませんでした。もしかしたら、義弟嫁は義父の介護に対する後悔の気持ちから、義母の介護にはもっと協力しようと考えていたのかもしれません。
そして、先月、義母の誕生日に家族全員が集まった時、義母が「私が死んでも、この家ぐらいしか残せるものがないな」としみじみと話したのです。その瞬間、義弟嫁は突然姿を見せなくなり、以降、一切義実家には顔を出さなくなりました。
この変化を目の当たりにして、私は驚きとともに深い失望を感じました。義弟嫁の行動が、金銭的な見返りを求めていたことがあからさまに見えたからです。このように、目的がはっきりとした行動を取ることが恥ずかしいと思わないのか、疑問に思わずにはいられませんでした。
私にとっては、金銭よりも心からの感謝が大切であり、それが義父から受け取った最も貴重な遺産だと感じています。
義弟嫁の行動に対する不快感と失望が心の中に残りますが、私自身はその後も義母の介護に尽力し、義家族の関係を大切にしていきたいと考えています。ただし、今後は誰の言動にも慎重に対応し、金銭的な目的で動いている人々との距離を取る必要があることを痛感しています。
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