満員電車の中は、いつも殺気立った空気が漂う。
その日も例外ではなかった。ぎゅうぎゅうに押し込まれ、乗客たちは肩を寄せ合い、息苦しさを耐えていた。
そんな中、「痛いです!痛いです!!」と女性の悲鳴が響いた。
押されて潰されたのかと思った乗客たちは一瞬緊張した。だが実際は、その後ろにいた若い女性が持っていたモバイル扇風機が原因だった。
扇風機の羽根に長い髪が巻き込まれてしまったのだ。
しかもその女性、イヤホンを落としたことに気づいて慌てて拾おうとした。
ネックストラップを外さずにかがんだため、絡まった髪がさらに引っ張られ、悲鳴は一層大きくなった。
周囲は騒然とし、なんとか助けようとする人もいたが、結局髪は扇風機にしっかりと絡みついたまま。
「これはもう切るしかないだろう」という声も漏れ、巻き込まれた女性は泣きそうな表情で必死に抗議していた。
「いくら熱中症対策だからって、満員電車で使うものじゃないだろう」
そんな呆れ声が周りからも上がった。
モバイル扇風機は夏の必需品のように扱われているが、周囲への配慮を欠けば凶器にもなる。
特に満員電車という逃げ場のない空間では、小さな不注意が大きなトラブルを引き起こす。
被害を受けた女性の痛みと恐怖は計り知れず、その場に居合わせた誰もが重い空気を味わっただろう。
「周りを見て使え」「満員電車では使うな」という当たり前の注意が、改めて身に染みた出来事だった。
便利な道具を安全に使うことは、都市で生きる私たちの最低限のマナーである。
誰もが当事者になり得る――その教訓を忘れてはいけない。
ユーザーレビュー :
1.こんなの傷害案件では… 若いからといってやっていい事とダメな事がある…。 巻き込まれた女性がただただ心配ですね💦
2.周りも修羅場だったと思います。 女性もパニクって「髪の毛絡んでる」ってダイレクトに伝えられてなかったんでしょう。スレ主さん含めて皆様ほんとお疲れ様でした。
3.巻き込まれた方は確かに可哀想だけど、満員電車で長い髪の毛は結んで右か左に垂らして欲しい。顔に当たって鬱陶しい。 巻き込まれるくらい長いなら、こういうところも配慮して。ポニーテールみたいなのは本当に迷惑なのよ。
4.これマジで痛いです! ライブの帰り、駅まで歩いてたら後ろの若い女の子のハンディファンに巻き込まれ、いきなり後ろにグンってなって痛い‼️って叫びました。
隣にいた友達もびっくりしてた。 マジ迷惑。使う時は周り見てって思います。満員電車なんて絶対ダメですよね。
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