友人は3年付き合った彼と、ようやく結婚の話が具体化した。彼は「年収800万円」「貯金も十分」と自信たっぷりに語り、友人も将来は安心だと思っていた。両家の顔合わせを終え、式場を選ぶ段階になり、幸せはすぐそこにあるように思えた。
だがある日、何気なく目にした源泉徴収票に記載されていた金額は「500万円」。動揺を抑えながら問い詰めると、彼は気まずそうに笑い、「ちょっと見栄張ったというか、手取りを多めに計算してたんだよね」と答えた。しかし実際には手取りどころか、ボーナス込みでも500万円に届かない。
さらに貯金も「結婚資金はある」と言っていたが、実際は100万円ほどしかなかった。友人が「お金のことって、結婚する上で大事じゃないの?」と問いかけると、彼は軽く「でも、好きなら関係なくない?」と言い放った。
「ちょっとぐらい盛っただけじゃん、そんな怒ること?」と開き直る彼に、友人の中で何かが決定的に壊れた。最初は愛していた。信じていた。でも、結婚は一緒に生活を築くこと。嘘の上に成り立つ生活など望めない。
結局、友人は結婚を白紙に戻した。「お金の問題じゃなくて、“嘘をつく人”とは一緒にいられない」と痛感したからだ。愛があるからこそ、正直でいる覚悟が必要だったのだろう。「年収の嘘」はただの見栄ではなく、相手を欺いても構わないという姿勢そのものだった。
結婚前に気づけてよかった。友人はそう言う。悲しかったし、悔しかった。でも、これからの長い人生を考えれば、今ここで気づけたことこそが、何よりの幸運だったのかもしれない。
ユーザーレビュー :
1.その人は今からもいっぱい嘘つくよ。 結婚はやめて良かった。 最初から年収500万円、貯金100万円と正直に言えたらなんも問題無かったのにね。
2.私は結婚する時、300万の借金がありました。
全て正直に話したらそれでも良いと言ってくれました。 直前でも「本当にオレでいいのか、騙されてると思わないか?」と聞きましたが、 「あれ?騙すつもりだった?」 と笑ってました。 あれから24年。 住宅ローン以外の借金はありません。 昨日下の娘が高校卒業式でした。 結婚してお金の管理は全てカミさんに預けました。私はお小遣いのみ。
二人の子供に恵まれ、家を建て、一度もケンカしたことありません。 結婚に必要なのは、 正直であること。 信頼し合えること。 だと実感してます。
3.元旦那もこういうタイプだった。 結婚後に借金発覚。収入も住むところも嘘が露呈。 結婚後だったから、腹をくくってよし、もうなんでも来い!って思ったけど、やはり『嘘をつかれた』という思いが10年間ひっかかったままで、ウソつきはずっと小さな嘘を平気で重ねて行くということに気付かされました。
4.いや、ダメでしょ。 年収にしろ何にしろ、そんな大きな嘘つく時点で信用ならない。 収入で判断とかではない。 うちの夫は年収の嘘はつかないが、貯金額は私に教えない。私はどっちも教えてないが、それはお互いがOKならばこそ。 嘘つくのは違うでしょ。 これが年収2000万なら?って言ってる人居るけど、私はそれでも1回は白紙撤回する。 そんな試し行為される筋合いないし、2000万円くらいで大きな顔される方が嫌
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