43歳の西岡隆志さん(仮名)は、仕事ついでに1年ぶりに山形の実家に帰省。そこで見たのは、室温31.7℃の中でエアコンを使わず我慢していた74歳の母・真知子さん(仮名)の姿だった。「電気代がもったいない」と語る母の生活は、年金月12万円だけに頼る厳しい現実があった。
「元気よ」という言葉を信じていたが、それは気遣いと遠慮の裏返し。高齢者の熱中症リスクは高く、自覚が乏しいまま命を危険にさらすケースも多い。実際に高齢者の2割がエアコン使用を控えており、その主因は物価高による生活費の圧迫だという。
自分も経済的に余裕がないと愚痴った過去を思い出しつつ、隆志さんは母の命を守るため、月1万円のエアコン代支援を申し出る。
また自治体の熱中症対策制度の存在も知り、すぐに調べ始めた。
「節約」か「健康」か――高齢者が日々直面する過酷な選択。実家の室温を気にすることが、親の命を守る第一歩になるかもしれない。
ユーザーレビュー :
1.一緒に住んでいなくとも、会社でお母様を扶養にすることができますよね。親が70歳以上の「老人扶養親族」であるなら、年収400万程度の人で年間10万ほどの所得税が安くなります。お母様の自治体や、息子さんの会社でも、まだまだ手続きをすれば仕送りを捻出できると思います。私の母は、難病もあり月に4万程度しか年金がありませんでした。なので一緒に住んでいましたが、世帯分離を早くにしておけばよかったと思いました。
月収45万なら、まだまだなんとかなりそう。
2. 月収45万円あっても、私の経験から言うと大学生の子供に仕送りしていた頃はものすごく生活費がかかりました。私のパート代を生活費に入れても自分の服を買う余裕なんてなかったです。 たとえ一万でも親に仕送りしてあげようという気持ちは優しいと思います。
3. 年金に頼らずの金額がのってますが、そもそも頑張って働いて余生は年金でゆっくり過ごせるはずだったのに、今じゃ年金に頼らずって、何のために毎月支払っているのでしょうか?昔はそれで生活できたかもしれないけど、今は寿命ものび、物価も上がってるのだから、大規模な修正をしてほしいものです。
納付金額はしっかり値上がってるのに
4.親は何処でも同じですね~。母親も国民年金で自宅ありだが85才で1人暮らしです。光熱費、税金、家電みたいなまとまった金額は援助してますが、勿体ないとか弟に払わせるのが悪いとか言って話しても中々使わないです。親心だとはわかってますが、私は離れて送金しても勿体ないし使わず貯金してるみたいなので、月2回宅配便で食料等米とか送ってます。同居出来たらいいのかもですが、それぞれ環境があり難しいですね~
5.家の母もこの二か月の間に3回熱中症になりました。夕方5時過ぎに家の目の前の道路で倒れてしまい左肩骨折。今は怖いので外出控えてもらいエアコンは常に28°設定でつけっぱなし。今年は特になりやすい様ですので皆様も気を付けてあげて下さい。
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