私が所有する駐車場は、普段は臨時駐車場として利用していますが、ある日、その駐車場に無断で車が止められていました。このような状況に困っていた私ですが、今回は一計を案じ、駐車場の出入口を鉄パイプで固定し、違法駐車された車を完全に封鎖しました。違法駐車者が動かせないようにしたのです。
数日後、その持ち主が警察を連れて現れ、「車を動かせない」という苦情を言い始めました。どうやら、持ち主は自分が違法駐車をしていることには全く気づいていない、あるいはそれを軽視している様子でした。警察も事情を聞き、最終的に「あなたが悪い」と言わざるを得ない状況でした。
違法駐車をした男は、「車を使いたいのに、動かせないじゃないか!タクシー代を払え!」と叫び始め、さらには「お前、何してんだ!」と怒鳴り散らしました。しかし、私は冷静に対応し、駐車場の出入口に貼ってある看板を指し示しました。その看板には「無断駐車は禁止。違法駐車には相応の代金を請求し、営業妨害で訴えます」と明確に記載していました。
すると、男はさらに激怒し、「こんなことをして、ただで済むと思うな。ひどい目に遭わせてやる」と脅迫めいた言葉を吐き始めました。しかし、私は怯むことなく、すぐに行政書士である妻に連絡を取りました。妻が車の所有権放棄と処分委託書を持ってきた時点で、男の態度は一変しました。「申し訳ありませんでした。代金を全額支払いますから、どうか許してください」と、男は平謝りし始めたのです。
違法駐車者は最終的に、私が請求した駐車料金と、私が駐車場を使用できなかったために発生した代替の駐車場代金を全額支払いました。計算すると、一時間400円の駐車料金に加え、80時間の利用分として合計32,000円、それに加えて駐車場の使用不能に伴う追加の費用で、約5万円近くの支払いが発生しました。
この結果、私は違法駐車者から正当な対価を得ましたが、それだけでは終わりませんでした。私はこの駐車料金の半分を、駐車場の監視カメラの設置費用の一部に充て、残りの半分は地元の消防団の運営費用として寄付しました。
この一件から学んだことは、違法駐車者に対して毅然とした態度を取ることがいかに重要かということです。違法駐車に対して何もしないでいると、問題が深刻化するだけです。私はボイスレコーダーや録音機器を使って、トラブルが起こった際に「言った、言わない」の争いを避ける方法を学びました。これにより、後に証拠として残すこともでき、必要に応じて適切な手段を講じることができます。
このような対策を講じた結果、私は違法駐車者とのトラブルをうまく乗り越えることができました。また、違法駐車に対して毅然とした態度を取ることで、今後同じような問題が再発することを防ぐことができました。
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