消しゴムを買いに行った娘
ある日、娘が学校で使う消しゴムが欲しいと言いました。私は財布を確認すると、一万円札しか入っていなかったので、娘にその一万円札を渡して近くの雑貨屋に行かせました。
帰宅後の疑念
数十分後、娘が帰ってきましたが、お釣りが800円しかありませんでした。「消しゴムだけ買ったはずなのに、こんなに少ないはずがない」と不思議に思った私は、すぐに娘に問いただしました。
「本当に消しゴムだけを買ったの?」
娘は泣きそうな顔で「うん」と答えました。私はますます疑念を抱き、直接その雑貨屋に向かうことにしました。
店員との対峙
店に着くと、私は店員に事情を説明し、娘が一万円札を渡したはずなのにお釣りが800円しか戻ってこなかったことを伝えました。
しかし、店員は冷静に「お客様の娘さんから受け取ったのは千円札です」と主張しました。
「えっ!?お前盗っただろ!」と私は声を荒げました。店員は渋々自分の財布から一万円札を取り出し、私に渡してきましたが、その態度に納得がいかず、さらに問い詰めました。周りのお客さんの視線も気にせず、私は「嘘を吐くな、お金を返して下さい」と大声で言い続けました。
警備員の仲介
その時、警備員が飛んできて私たちの仲介をしてくれました。しばらく言い争いをしていると、店員は「返金詐欺だぞ!」とタメ口で叫びました。その瞬間、14歳の娘が泣き出し、「お母さん、ごめん、私のせいだ」と言い出しました。
警備員は「お客様を何だと思っているんだ!」と店員を叱り、店員にお金を返すように促しました。
店員は逆上しながらも、最後には自分の財布から一万円札を出し、「これで満足か、詐欺師!!」と泣きながらストックに戻っていきました。
その日の夜
その日の夜、私は重い気持ちで過ごしました。しかし、娘は「お金が返ってきたし、良かったじゃん。もうあの店には行かないから」と私を励ましてくれました。
本社へのクレームとその対応
次の日、私は本社にクレームを入れましたが、対応は冷たく「お互い様」と言われ、納得がいきませんでした。しかし、その対応の理由が後に判明しました。
真相発覚
月初めに家計簿をつけていると、1万円ほど多かったのです。それに気づいた瞬間、目眩がしました。実際には娘が渡したのは千円札だったのです。私は娘の前で何てことをしてしまったのかと後悔し、冷や汗が止まりませんでした。
秘密を守る決意
私はこのことを墓場まで持っていくことに決めました。旦那にも娘にも絶対に言わないつもりです。しかし、この出来事は私たちに大切な教訓を教えてくれました。家族や他人を疑う前に、まず冷静に事実を確認することの重要性です。
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