旅行を終え、帰路の新幹線の車内。新潟駅に着く直前、私は荷物を整理しながら降車の準備をしていた。すると、デッキの前で父親と二人の息子がカメラを持ち、撮影を始めていた。父親は息子たちに向かって、「もうすぐ新潟だよー」とナレーションを加え、カメラを回している。その様子はまるで撮影中の一場面のようだった。
新幹線がホームに近づくと、乗客たちが次々に降り始めたが、彼らはお構いなしに撮影を続けていた。扉が開き、先に父親がホームへ降りると、息子たちに向かって「新潟到着!」と声をかけた。しかし、息子たちはなかなか降りず、父親は「ほら、早く降りて!」と急かし、ようやく一人の息子が降りたものの、元気がないとの理由で撮影をやり直すことに。
私はその光景に我慢できず、横をすり抜けて降りようとした。
すると、父親が振り向いて「今撮ってるんだろうが、バーカ!」と怒鳴られた。驚きながらも抜けようとした私に、さらに「ちょっと待てよ!」と声をかけられ、息子たちに「もう一回やろう」と撮り直しが始まった。そのとき、旦那が大声で「邪魔だろ!」と叫び、私を引っ張りながら強引に脇をすり抜けて降りた。
私たちが降りると、後ろの乗客たちも続々と「邪魔だな」「早くしてくれよ」と言いながら、次々と降りていった。ホームに降りると、父親が「新潟で終戦なのに何急いでんだ、バカじゃね?」と叫びながら、私たちに向かって不快そうに言った。それを無視して、旦那は私の手を引き、「急げ!」と走り出した。特急稲穂に乗り換えるため、何とか急いで座ることができた。
その後、出発の3分前に、あの親子がやって来た。「はぁ、満席かよ」と言いながら、私たちが座っていた車両に入ってきた。タイミング悪く、旦那が「間に合わないんだよ、バーカ」と言いながら、親子が私の脇を通り過ぎると、父親は睨みつけ、車両内を何度も歩き回っていた。
最終的に、親子は席が空かず、デッキで立っていた。
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