彼氏と大阪への旅行を楽しみにしていた私たちが、新横浜から新幹線に乗る日がやってきた。私たちは指定席を予約しており、予定通りに乗車。ところが、席に着こうとしたその時、予想外の事態が起こった。
私たちの予約した指定席に、老夫婦がすでに座っていたのだ。最初は、ちょっとした勘違いかと思ったが、席番号を確認してみると、やはり私たちの席であることは間違いなかった。そこで私は、穏やかな声で「すみません、その席は私たちが予約した指定席です。間違えていませんか?」と尋ねた。
すると、老夫婦の旦那さんがすぐに反応した。「間違ってない。わしらの席はここであってる。
あんたらが間違えているのでは?」と、不快そうに答えた。再度、乗車券を確認したが、確かに私たちの席はその席で間違いなかった。私はもう一度「やっぱりこちらがあってます。そちらが間違えているのでは?」と丁寧に言ったが、旦那さんはさらに怒り出した。
「そうやってわしらを年寄り扱いする気か!わしらはこの一本前の指定券を持っている!他の席を探せ!」と、驚くべきことに、老夫婦は自分たちの過ちを認めることなく、無理やり自分たちが正しいと主張してきた。私はその言葉に少し驚き、頭の中で整理しながらも、「一本前の指定券」とはどういうことかを理解できなかった。
そこで彼氏が冷静に「切符を見せてもらっていいですか?」とお願いし、老夫婦は仕方なく切符を見せてきた。確かに、彼らの指定券は私たちが乗る新幹線の一本前のものだった。
ただ、指定席は、乗り遅れた場合でも同じ日のうちであれば、別の列車で乗ることができるはずだ。
「自由席に行ってください」と私は促したが、老夫婦は反発してきた。「満席だから、空いてるわけないだろ。立ってろというのか?」と言われ、私は少しイライラが募った。彼氏が冷静に「立ってればいいんじゃないですか?さっき、年寄り扱いするなって言ってましたよね」と返すと、老夫婦はモゴモゴと何か言っていたが、納得する様子はなかった。
ここで、私は車掌を呼んで事態を収拾しようとした。しかし、老夫婦は頑として動かず、「もういいだろ別に、こいつら若いんだから立たせておけ」などと言ってきた。この一言に、私はもう我慢できなくなった。
その時、彼氏がふと「分かりました、そのまま座っててください」と言い出した。「え?何言ってるの?」と私は驚いたが、彼氏が続けて「じゃあ俺たちも座ろうか」と言い、なんと老夫婦の旦那さんの膝の上に座ってしまった。驚くべき行動に、私は思わず目を見開いた。
ちなみに彼氏は大学時代にラグビーをしていたため、かなりの巨漢だ。老夫婦の旦那さんは、「おい!何をするんだ!重いだろ!早くどけ!」と怒鳴った。私はその様子を見て、「なるほど、こうすればいいのか」と思い、私は老夫婦の奥さんの膝の上に座った。私の体重は四十キロ半ばと軽いため、彼女に対してあまり負担をかけることはないだろうと判断した。
すると、奥さんも「ちょっと!どきなさいよ!」と激怒し、二人の怒りの声が車内に響き渡った。数秒後、耐えきれなくなった老夫婦は、最終的に席を譲らざるを得なくなり、車掌に連れられて退散した。こうして、私たちはようやく座ることができた。
この一件は、非常に強引な方法だったが、私たちにとってはうまくいった出来事だった。自分たちの席を守るためには、時には大胆な行動が必要だということを実感した瞬間だった。
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