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上司にハメられクビにされた俺。ところが翌日、大慌ての社長が「なぜ重要社員の彼がライバル会社にいる!」と上司に叫ぶ。上司は首をかしげるが…
2026/07/02 告発

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月曜の朝、俺は会社の入館ゲートの前で立ち尽くしていた。社員証をかざしても、機械は冷たい電子音を返すだけで扉は開かない。背後では通勤客の流れが滞り、視線が刺さる。守衛が困った顔で近づき、端末を確認して言った。

「……本日付で、入館権限が停止されています。人事から何か連絡は?」

連絡など来ていない。むしろ、先週金曜の退社前、上司の黒木課長は笑顔で肩を叩き、「来週から大きな案件を任せる」と言ったばかりだった。俺はその言葉を信じて週末も資料を整えた。なのに、今ここで扉すら開かない。

受付に通され、会議室で待たされた。しばらくして現れたのは黒木課長と人事担当だった。黒木は、あたかも残念だと言わんばかりの表情で、淡々と告げた。

「君が顧客データを外部に持ち出した疑いがある。社内規定上、懲戒解雇だ」

頭が真っ白になった。証拠などあるはずがない。持ち出した覚えもない。抗議しようとすると、人事は書類を差し出し、「すでに手続きは完了しています」と繰り返した。


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黒木は、視線を合わせない。そこに悪意の匂いがあった。俺のプロジェクトの成果を横取りし、責任だけを押し付けるために仕組んだのだと、直感で理解した。

その日のうちに私物を段ボールに詰め、社員用通路から出された。悔しさで胸が焼けるのに、声は出なかった。会社の看板を見上げた瞬間、自分が積み上げたものが一枚の書類で消える現実が、ただ残酷だった。

しかし翌日、状況は予想もしない方向へ転がった。

火曜の午前、俺のスマートフォンが鳴った。表示された番号は、社内の代表回線。出ると、聞き慣れないほど切迫した声が飛び込んできた。

「君、今どこにいる! すぐ戻れ――いや、待て、まず確認だ。昨日の処分は、君の同意の上だったのか?」

社長の声だった。俺は一瞬、言葉を失った。社長と直接話す機会など、これまで一度もない。息を整え、事実だけを伝えた。

「同意などしていません。昨日、突然『データ持ち出し』を理由に解雇通告を受けました。証拠も示されていません」


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電話の向こうで、何かが叩きつけられる音がした。社長の怒気が、受話器越しにもはっきり分かる。

「ふざけるな……今朝、取引先から連絡が来た。先方が頼っていた“重要社員”が、もうライバル会社にいると言うんだ。なぜ重要社員の彼がライバル会社にいる! 黒木、お前はどういうつもりだ!」

怒鳴り声は、明らかに社内の会議室でのものだった。

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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YokVp9BCrOg,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]

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