「何も期待しない目」をしていたゴールデンレトリバー・ラスクちゃん。その姿は、人との関わりを諦めた繁殖引退犬の現実そのものでした。ケージに閉じ込められ、ただ産むためだけに生きてきた彼女は、優しさにも戸惑い、ケージに隠れてばかり。しかし、保護団体「セカンドピース」による約1ヶ月のケアの中で、少しずつ心の扉を開いていきました。
投稿されると、「涙が出ました」「幸せになって」など、共感と感動の声が殺到。コメント欄には、同じく繁殖犬を引き取った飼い主から「最初は散歩も嫌がった」「ボール遊びができるようになるまで3ヶ月かかった」など、リアルな体験談も寄せられました。
ラスクちゃんは今、里親候補との調整が進んでいますが、こうした“救われる命”はほんの一握り。
投稿者は「悪質なブリーダーへの規制があまりにも甘すぎる」と指摘し、「助けたいと思った時に助けられない現実」を痛感していると語ります。
ラスクちゃんの変化は、虐待され搾取された命にも“希望”があることを示しています。けれど、その影には、子を奪われ、愛を知らず、孤独に死んでいく無数の犬たちが存在するという、目を背けられない現実があります。人間なら耐えられないその“地獄”を、犬たちが今も生きているのです。
コメント:
1.この子は救われたけど繁殖だけさせられて 自分の子は取り上げられて孤独に亡くなっていく子たちがいるのが辛すぎます。人間に置き換えたらどんな地獄だよ… 沢山悪質なブリーダーに対する規制もっと強化できませんかね…
2.我が家にも繁殖引退犬と暮らしております。 引き取った日は、あまりに痩せ細った姿に涙が出ました。 表情も行動も感情があるのかと疑うほど。 保護施設から酷暑の中、空輸された事で嘔吐もしておりました。 喜びを表すまで2週間程かかりましたが、今では私が癒されております。
3.うちの子も繁殖引退犬です。 家に来た時は、散歩もしたことなく、外へ出ても1歩も歩けませんでした。
感情もなく、そのうち分離不安症になったり、それがだんだんと尻尾を振ってくれるようになりました。 相変わらず他の犬には興味は示さないですし、おもちゃでも遊びません。 引き取った後に病気を持っていることもわかりました。 お金もかかりますが、せっかく出会えた縁です。 今ではかけがえのない大切な家族です。
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