私は結婚してから、夫と義母と一緒に暮らしています。義母は、夫が23歳の時に他界した義父の代わりに、ずっと一人で家を守ってきました。夫は40歳で、私は39歳です。私たちは会社で出会い、数年の交際を経て結婚しました。結婚当初、私たちは賃貸マンションで二人暮らしをする予定でした。しかし、ある日、義母から突然こんな提案をされました。
「二人とも忙しいし、新しい生活に慣れるのも大変でしょう。ここに住んだらどうかしら。部屋は余っているし、家事は私がするから、家賃もいらないし、助かるでしょ。」
私はその提案に驚きましたが、義母が寂しさを感じていることも理解できました。夫もこの家に思い入れがあり、結局、私たちは義母と一緒に住むことに決めました。
最初は義母との生活に特に不安も感じませんでした。義母はとても気配りのできる人で、私の仕事に対しても理解を示してくれました。また、趣味や話題も合い、私たちはうまくやっていけると思っていました。
ところが、同居が始まるとその様子は一変しました。最初のうちは、体調が悪いと義母が家事を休むこともありましたが、次第にその頻度が増していきました。気が付けば、家事はすべて私がやることになっていました。
私はフルタイムで働いており、時には残業をして帰宅する日もありました。その上、帰宅後はすぐに夕食を準備し、洗濯をし、掃除をして、休みの日には夫と二人で家中を掃除する毎日が続きました。義母はほとんど家事をせず、ビールを飲みながらテレビを見ている日々が続きました。
私が家事をやるのは当然だと思っていた義母は、次第に何も手伝わなくなり、生活費を求めることも多くなりました。
最初は「家賃は不要だから」と言われていたのに、気が付けば私が義母に生活費を支払うことになり、貯金もできなくなってしまいました。
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