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なか卯で汁をぶっかけられた→文句を言ったら相手がカメラ撮影開始…店内の空気が一瞬で変わった
2026/03/18 告発

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「ちょっと待ってくれ。」

その言葉が、思わず口から出た。

夜、なか卯で飯を食っていた時のことだ。

私はカウンター席に座って、うどんと丼を食べていた。
仕事帰りで腹も減っていたし、ただ静かに食事を済ませて帰るつもりだった。

隣には中年の男が座っていた。

特に気にもしていなかった。

その瞬間だった。

バシャッ。

温かい汁が、いきなり私の膝にかかった。

一瞬、何が起きたのか分からなかった。

見ると、隣の男が丼を動かした拍子に、汁を思いきりこぼしていた。

私のズボンも、コートも、びしょ濡れ。

床にも汁が飛び散っていた。

私は思わず言った。

「ちょっと待ってくれ。」

普通なら、まず謝るだろう。

でも男は――

謝らなかった。

それどころか、こちらをちらっと見ただけで、また食事を続けようとした。

さすがにそれはない。

私はもう一度言った。

「いや、ちょっと…汁かかってるんですけど。」

その瞬間だった。


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男は突然、スマホを取り出した。

そして――

カメラを回し始めた。

「は?」

思わず声が出た。

男はスマホをこちらに向けながら言った。

「この人、絡んできました。」

一瞬、意味が分からなかった。

絡んできた?

いや、汁かけたのそっちだろ。

周りの客も、ざわつき始めた。

店内の空気が少し重くなる。

男はスマホを構えたまま、私を撮り続けている。

まるで、自分が被害者みたいな顔をして。

その時、私は少しだけ冷静になった。

この状況、どう考えてもおかしい。

だから私は、男のスマホに向かって言った。

「それ回していいけどさ。」

男は黙って撮り続けている。

私は自分の膝を指差した。

「さっき汁ぶっかけたとこ、ちゃんと撮れてるよな?」

店内が一瞬、静かになった。

男の顔が少し止まる。

その時だった。

後ろの席にいた若い男が、ぽつっと言った。

「いや、さっき見てたけど…」

「そっちがこぼしてたよ。」

さらに別の客も言った。

「普通、先に謝るやろ。」

店の空気が変わった。


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男はまだスマホを持っている。

でも、もう何も言わない。

その時、店員さんがやってきた。

状況を見て、一言だけ言った。

「お客様。」

そして、隣の男を見て言った。

「まず謝っていただけますか。」

男は、完全に黙った。

さっきまでカメラを向けていたスマホも、ゆっくり下がっていく。

結局、男は何も言わなかった。

ただ、小さく「すみません」とだけ言った。

店員さんがタオルを持ってきてくれて、床も拭いてくれた。

私は濡れたズボンを見ながら思った。

もし、最初に一言謝っていれば。

こんな空気にはならなかったのに。

でも一番不思議だったのは――

汁をぶっかけた本人が、
なぜか最初にカメラを回し始めたことだった。

本当に、変な夜だった。

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