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「滞在1分で席料とお通し?」鶏皮しかないから出ようとしただけなのに、ウーロン茶代以外まで請求された話
2026/07/02 告発

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池袋で焼き鳥が食べたくなった。

仕事終わりだった。

腹は減っている。

頭の中は、もう完全に焼き鳥だった。

炭火の匂い。

塩のきいた串。

冷たいお茶か、軽く一杯。

そんな気分で歩いていたら、目に入ったのが大衆酒場の看板だった。

「生中」「親皮串」

外の光る看板が、いかにも入りやすそうに見えた。

私は迷わず店に入った。

店内はにぎやかだった。

照明は少し暗めで、居酒屋特有の油とタレの匂いがする。

席に案内され、私はメニューを開いた。

その瞬間、少し違和感があった。

焼き鳥を食べに来た。

なのに、焼き鳥らしい焼き鳥がほとんど見当たらない。

何度もメニューを見直した。

串の欄。

おすすめ。

鶏。

焼き物。

探しても探しても、出てくるのは鶏皮ばかり。

私は顔を上げた。

「すみません、焼き鳥って鶏皮だけですか?」

店員さんは、悪びれる様子もなく答えた。

「はい、今は鶏皮になります」

その瞬間、私の中の焼き鳥気分が静かに死んだ。

鶏皮が嫌いなわけではない。

むしろ好きだ。


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でも、今日は鶏皮だけを食べに来たわけではない。

ねぎま。

もも。

つくね。

砂肝。

そういう普通の焼き鳥を想像して入ったのだ。

なのに、席に座ってから「鶏皮のみです」は、さすがに予想外だった。

私はすぐ判断した。

ここで無理に食べる必要はない。

店に入って一分も経っていない。

まだ何も食べていない。

だったら、出よう。

「すみません、焼き鳥を食べたかったので、今回は出ます」

そう言おうとした時だった。

店員さんがウーロン茶を持ってきた。

「あ、ウーロン茶です」

私は一瞬、固まった。

そういえば、席についた流れで飲み物を聞かれ、反射的にウーロン茶を頼んでいた。

まだ口もつけていない。

でも、もう運ばれてきてしまった。

ここで揉めるつもりはなかった。

私は普通に言った。

「すみません、ウーロン茶のお金だけ払って出ます」

それで終わると思っていた。

本当に、そう思っていた。

ところが、出てきた会計を見て、私は目を疑った。

ウーロン茶だけではない。


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席料。

お通し。

しっかり乗っている。

滞在時間、一分。

食べ物、なし。

飲み物、口をつける前。

それでも、席料とお通しは発生するらしい。

私はレシートを見ながら、頭の中で何度も計算した。

いや、席には座った。

確かに座った。

でも一分だ。

まだ店の空気に体がなじむ前だ。

お通しも、楽しむどころか、存在すらほぼ確認していない。

こちらは「メニューが希望と違うから出ます」と言っている。

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