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「おかあさんへ」で始まる貼り紙、丁寧に見えて中身が全部“指示”だった件
2026/05/02 告発

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「おかあさんへ」

そう書き出された1枚の貼り紙を見て、最初はただの家族内のメモかと思った。

でも、読み進めるほどに、胸の奥がざわついた。

ご飯を炊くなら1人分でお願いします。

洗濯などは午前中に済ませてください。

タオルは匂いが強いので、洗わなくて大丈夫です。

猫には決まった時間に、決まった量を与えてください。

一見すると、ものすごく丁寧に書いてある。

「申し訳ないですが」
「お願いします」
「大丈夫です」

言葉だけ見れば、怒鳴っているわけでもない。

でも、なぜだろう。

読めば読むほど、やさしいお願いというより、家の中に貼られた業務命令みたいに感じる。

しかも相手は他人じゃない。

「おかあさん」。

同居している家族に向けて、ここまで細かく書く状況って、たぶんそれまでにも色々あったのだと思う。

ご飯の量。

洗濯の時間。

タオルの匂い。


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猫のごはん。

ひとつひとつは小さなことかもしれない。

でも、家の中の小さなズレって、毎日積み重なると本当に大きくなる。

だから、書いた側にも言い分はあるのだと思う。

フルで働いていて時間がない。

家事のタイミングが合わない。

匂いに敏感で体調に影響が出る。

猫の世話にも気になる点がある。

それ自体は、話し合っていいことだと思う。

むしろ、我慢し続けて爆発するより、言葉にするのは悪いことではない。

ただ、問題はそこじゃない。

これを紙に書いて貼る前に、一度でも向かい合って話したのか。

「こうしてもらえると助かります」ではなく、なぜ最初から「こうしてください」になってしまったのか。

そこに、見た人が引っかかっているのだと思う。

特にきついのは、タオルの部分。

「匂いが強い」
「吐き気がひどくなる」

たしかに本人にとっては深刻なことかもしれない。

でも、言われた側はどう受け取るだろう。


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自分が洗ったタオルを、そんなふうに文字で突きつけられる。

しかも家族の目につく場所で。

これ、言葉は丁寧でも、受け取る側はかなり傷つくと思う。

「洗わなくて大丈夫です」

この一文も、表面だけ見れば気遣いに見える。

でも裏を返せば、

「あなたが洗うと困ります」

そう読めてしまう。

そして猫の話。

決まった時間に、決まった量を与えてください。

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