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「4月15日に解放したトイレが無期限閉鎖」スーパーが“威力業務妨害”で警察へ報告…非常識な使い方をした客のせいで全員巻き添えになった話
2026/06/11 告発

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その朝、私はいつものようにスーパーの開店準備をしていた。

入口の自動ドアを拭き、カゴを並べ、特売の札を確認する。

野菜売り場ではキャベツが積まれ、惣菜コーナーからは揚げ物の匂いがしていた。

何も変わらない朝だった。

ただ一つだけ、変わったことがあった。

四月十五日から、お客様用トイレを再び開放したのだ。

以前から「トイレを貸してほしい」という声は多かった。

買い物中の高齢のお客様。

小さな子ども連れのお母さん。

体調の悪そうな人。

そういう人を見るたびに、貸せるなら貸したいという気持ちはあった。

だから、店長も悩んだ末に決めた。

「ルールを守って使ってもらえるなら、開放しよう」

それが始まりだった。

最初の数日は平和だった。

普通に使われ、普通に戻ってくる。

清掃もいつも通り。

私は少し安心していた。

「やっぱり開放してよかったですね」

そう店長に言ったのも覚えている。

ところが、その安心はあまりにも早く終わった。

昼過ぎ、パートさんが真っ青な顔で事務所に飛び込んできた。


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「店長、トイレ……ちょっと見てください」

その声の震え方で、ただの汚れではないと分かった。

店長と私で向かった。

トイレの前に近づいた時点で、空気が重かった。

清掃用具を持ったパートさんが、入口で立ち尽くしている。

私は恐る恐る中をのぞいた。

そして、言葉を失った。

何がどうなったら、ここをそう使うのか。

誰が何の目的で、そんなことをするのか。

理解が追いつかなかった。

普通に使った結果ではない。

うっかり汚した、という話でもない。

明らかに、本来の使用用途とは違う。

悪ふざけ。

嫌がらせ。

あるいは、店を困らせるための行為。

そうとしか思えない状態だった。

店長はしばらく黙っていた。

その横顔が、だんだん冷えていくのが分かった。

「これは無理だな」

低い声だった。

怒鳴らないぶん、余計に怖かった。

私たちはすぐに使用を止め、清掃業者に連絡した。

その間にも、お客様から「トイレ使えますか」と聞かれる。

事情を説明できるわけもない。

「現在、使用できません」


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そう答えるしかなかった。

困った顔をされるたびに、こちらも申し訳なくなる。

でも、原因を作った人間はそこにいない。

本当に困る人だけが困る。

こういう迷惑行為の一番腹立たしいところは、それだ。

やった本人は一瞬の悪ふざけで帰る。

後始末は店。

費用も店。

苦情を受けるのも店。

そして本当に必要としていたお客様が使えなくなる。

誰が得をしたのか分からない。

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