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「たかが1メーターで偉そうに」と吐き捨て、杖の母を無視し続け、実家前で「500円」だけ、急ブレーキ逆ギレに母が震えた瞬間、私は録画を押して終わらせると決めた。
2026/03/18 告発

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駅から実家までは距離にして600mほど。
正直、元気な人なら歩ける距離だ。でも今日は母と一緒だった。

母は杖をつきながら、ゆっくり一歩ずつしか進めない。
この寒さと段差の多い道を歩かせるのは無理だった。

だからタクシーに乗った。
ただ、それだけのことだった。

ドアが閉まり、私は行き先を告げた。
「〇〇町の〇〇、実家の前までお願いします」

……返事がない。

「お願いします」も「はい」もない。
バックミラー越しに見える運転手の顔は、無表情というより、最初から私たちに興味がないような顔だった。

まあ、いる。こういう人。


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短距離って分かった瞬間に態度が変わるタイプ。

私は母を安心させるように言った。
「すぐ着くからね」

母は前の座席に向かって丁寧に話しかけた。
「すみません、次の角を左に曲がってくださいね」

……返事ゼロ。

もう一度。
「運転手さん、その先で……」

やっぱり無視。

車内の空気が、じっとりと重くなる。
母の手が杖をぎゅっと握りしめた。

私はまだ我慢していた。
“短距離だし、すぐ終わる”
そう思っていた。

そして数分後。
実家の前に着いた。

ブレーキ。


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無言。

そして――

「500円」

それだけ。

案内もなし。
「着きました」もなし。
振り向きもしない。

ただ、料金だけ。

その一言を聞いた瞬間、胸の奥が冷たくなった。

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