結婚してしばらく経ったある日、私は義実家から一通の手紙を受け取った。その内容は、いわゆる「妻の心得10ヶ条」というもので、「妻は常に夫を敬い、一歩後ろを歩け」など、昔ながらの伝統的な考えが並んでいた。もちろん、その一文一文は私にとって非常に驚きであり、時代遅れに感じられた。だが、私は面白いと思い、父にその内容を見せてみた。
父は黙ってその紙を見つめ、何も言わずに立ち去った。しかし、帰宅した際に彼が手に持っていたのは、「夫の心得10ヶ条」と書かれた紙だった。内容は義実家から送られてきた「妻の心得10ヶ条」に対応する形で、驚くべきほどの逆転的なアプローチが取られていた。妻は外で働く夫を敬い家では働かすな家事をさせるな」に対して「夫は家を支える妻を敬い、家庭を二人で築いていくべき」といった。
夫は義両親に「贈り物のお礼にもらったよ」と言い、父が渡した「夫の心得」を見せた。この状況が続いたおかげで、義実家で少しの摩擦が生じていたものの、父のフォローによってその空気は和んだ。
実は、結婚直後、夫が無職となり、私は家計を支えるために働かざるを得なかったのだ。義両親はその事実を知らず、私が家庭内で「夫を立てるべきだ」とされる一方で、実際には私が家計を支えていたということは伝えていなかった。
その後、夫が無事に転職し、家庭を支えるためにもっと働きたいという思いから、「仕事を辞めて家庭に収まってほしい」と私に頼んできた。しかし、私はその提案を断固として拒否し、折衷案を取って扶養に入って働くことに決めた。
この経緯があるため、夫は私に対して頭が上がらない立場であり、そのため義実家での「妻の心得10ヶ条」にはちょっとした驚きと違和感を感じていたのだ。
GW中、夫が無職だった時期に義両親が我が家に訪れた際、私が家事をこなしながら夫がそれを手伝う姿を見た義母は、どうやらかなり怒っていた様子だ。夫が家事を手伝うことに対して義母は、まるでそれが許されないような態度を取っていたというのだ。
義母の強引な言動に対して、父は私が根に持たないようにと気を使ってくれた。そのおかげで、私は深刻に感情的になることなく、冷静にこの状況を受け入れることができた。父の配慮に感謝しつつ、夫もまた義母に対して「母さんがこんなことをするなら、もう婚姻生活は続けられない」としっかりと伝えたという。彼の発言は、私が望んでいた通り、義母に強いメッセージを送ることができた。
義母が「孫、孫、孫!」と何度も言っていたことから、夫にとっては義母の態度が非常に辛く、彼もまた不満を抱えていた。しかし、その後のやり取りで義母は少しずつ反省を見せ、夫婦の関係も改善の方向へ向かうことが期待される。
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