モラハラ夫との「家族旅行」は、妻にとっては苦痛の連続だった。
夫が勝手に決めた鎌倉旅行。混雑や渋滞で機嫌を損ねた夫は、舌打ち、怒鳴り声、周囲への不満をぶつけ、観光どころではなくなった。妻は夫の怒りに怯えつつ、子どもに笑顔を見せ続けるしかなかった。
その後、夫の気まぐれで予定変更。「江ノ電に乗って大仏を見に行く」と一方的に決めたが、電車内で夫とはぐれた妻は降車駅もわからぬまま、必死に子どもを守ろうとする。結果、夫からは「なぜ降りなかった」と罵声を浴びせられ、帰り道でも「全部お前が悪い」と責任を押し付けられる。
自分の指示だったことすら“妻が押しつけた”と記憶をすり替える夫。A子さんは「もう限界」と感じ、ついに“ある決断”をする。
モラハラ加害者の支配は、日常をじわじわと侵食する。A子さんのように笑顔の裏で崩れていく心の叫びが、どれほど見えにくく、深いものか――この記事はその現実を浮き彫りにしている。
ユーザーレビュー :
1.幼少期の我が家のようで読んでいて息苦しくフラッシュバックが起きかけました。 これを作り話では?と言える方たちはきっと平穏な家庭で育ったのでしょう。 思い通りにならないと怒鳴るし不機嫌になるは日常茶飯事。車で出かければ強引な車線変更、割り込まれたら車を降りていって相手の車の運転手に怒鳴りつけるわ暴行一歩寸前。 今思い返せば様々なストレスに弱い人だったと思います。 重苦しい雰囲気に萎縮し家では絨毯の織り目を、外では地面の小石ばかりを見つめていた幼少期の自分を思い出してしまいました。
2. 少子高齢化は政府が悪いとかお金がないからとか言うけど、こういう記事を読んだ若者がこんな目に合うのなら結婚なんてしなくて良いやとなるパターンも多いだろうね。昔は結婚がほぼ強制だったから皆してただけで、してもしなくても良い社会になったら減るのは当然な気がする。
3. 実話かどうかはさておき、ご実家のご両親に理解と体力、ある程度の財力があって良かったですね。
今どきは年老いた両親世代もあくせく働かないと食べていけないし嫁いだ娘がモラハラ被害に遭って孫連れて帰ってきても困るケースもあるでしょう。こういう話を読むと、結婚ってハイリスクでギャンブル要素が高い、あえて手を出すのを躊躇するイベントでしかないです。結婚して子供が生まれないとモラやダークトライアドってその正体を見せないですからね。
4.昭和の亭主関白の男だな。昔は、そんなかんじだったよ。多分、親を見て育ったんだと思う。結婚当初から、ハッキリと言って、喧嘩をしていればよかったんだと思う。言わないから、旦那は、自分の勝手に支配する。うちの90代の親にそっくりだ。母親は8才下だ。私は、見て育ったから、自分の結婚は、亭主関白でわがままな男を選ばなかったし、親をみたな。結婚は、好きよりも居心地がいい男性を選んだほうがいいよ。
5.私の父もこれ。家族サービスしてやっているという意識でレジャーに連れて行かれる。
機嫌を損ねないことばかり考えて楽しくなかった。 夫の母が「悪気がないから私は悪くないのに責められる私は被害者、(あなたは加害者)」と相手を責めるタイプ。嫌知らずってやつだと思う。 どちらも結局家族に敬遠されるだけ。自分では正しいと思ってるんだろうけど、善悪じゃなくて、ただ嫌いになる。育ててもらって感謝はしていても、会いたくない。話したくない。
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