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「これ、母が申請したことになってますけど?」社内の経費書類に母の名前で見覚えのない高額支出がずらり。担当者は「システム上そう出ています」と逃げたが、私が入力ログと承認記録を要求した瞬間、空気が変わった
2026/06/11 告発

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出社してすぐ、私は机の上に置かれた一枚の書類を見て、手が止まった。

それは、社内の経費精算に関する確認書だった。

最初はただの事務処理だと思った。

でも、金額を見た瞬間、背中が一気に冷たくなった。

「え……これ、何?」

そこに記載されていたのは、明らかに常識を超えた高額支出だった。

しかも、対象になっているのは母の名前。

母は同じ会社の別部署で長く働いている。真面目で、余計なことは一切しない人だ。経費の使い方だって、いつも細かく確認するタイプだった。

そんな母の名前で、見覚えのない支出が並んでいる。

会議費。

備品購入費。

外部対応費。

それぞれの項目は一見もっともらしい。

けれど、金額が明らかにおかしかった。

普通なら数千円、せいぜい一万円程度で済むはずのものが、何万円、何十万円という単位で処理されている。

私は書類を持ったまま、しばらく動けなかった。

「母がこんな申請をするはずがない」

そう思った瞬間、胸の中に怒りが込み上げてきた。


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すぐに担当部署へ向かった。

経理担当の同僚に書類を見せると、彼は一瞬だけ目をそらした。

「これ、どういうことですか?」

私が尋ねると、彼は曖昧に笑った。

「ああ、それはシステム上そう出ているだけなので」

その言葉を聞いた瞬間、私は嫌な予感がした。

また出た。

“システム上”。

まるで、その一言を言えば全部終わると思っているような態度だった。

私は書類を机の上に置き、静かに言った。

「システム上そう出ているなら、その入力元がありますよね。誰が、いつ、何を根拠に入力したのか確認してください」

同僚は少し面倒そうな顔をした。

「まあ、たぶん入力ミスか、部署内の処理の都合だと思いますよ」

「たぶん、では困ります」

私の声は、自分でも驚くほど冷たかった。

その時、母も呼ばれてやって来た。

母は書類を見た瞬間、顔色を変えた。

「私、こんなの申請してないわ」

その一言で、私の中の疑いは確信に変わった。

母は慌てて説明しようとした。

「この日は出張もしていないし、備品も買っていない。


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会議費なんて、そもそも私の部署では扱っていない」

なのに担当者は、まだ歯切れが悪かった。

「でも、記録上は処理されていますので……」

私はその言葉を遮った。

「では、その記録を出してください」

部屋の空気が少し重くなった。

周囲の社員も、こちらをちらちら見始めていた。

私は続けた。

「入力ログ、承認者、添付された領収書、処理した日時。

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