今日は子ども達と恵方巻きを買いに行こうと思っていたんですよね。好きな恵方巻きを買って、皆で食べようと思って。
夕方、インターホンが鳴ったら義母が立っていた。手には恵方巻き。
5本。
うちは娘4人の6人家族です。当然のごとく、私の分は無し。
旦那に何本いるか聞いたら「5本」って言ったから、だそうだ。
何を買って来ても、私の分はいつも無い。
嫌になって、その日は晩ご飯を食べなかった。
でもこれ、寿司の話じゃない。
私はこの家の“人数”に入っていないってことだ。
誕生日ケーキは5等分。
旅行のお土産も「人数分」で5個。
家族写真は、いつも私が撮る側。
私はずっと「家族」じゃなくて「いてもいい人」だった。
翌朝、旦那に言った。
「明日、私だけお寿司食べに行っていい?」
旦那はスマホを見たまま、「いいよ」と言った。
その軽さに、胸の奥が冷えた。
許可じゃなくて、理解が欲しかっただけなのに。
その日の夕方、義母から連絡が来た。
「昨日の恵方巻き、残ってるでしょ?今夜みんなで食べましょ」
私は一瞬迷って、そして決めた。
今日で終わらせる。
夜、食卓に全員が揃った。
義母はにこやかに言う。
「ほら、みんな好きなの選んで~」
私は静かに聞いた。
「ねぇ、お義母さん。うちって何人家族でしたっけ?」
義母が笑う。
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