ある日、私はいつものようにママ友からの誘いを受けて、フランス料理店に行くことになった。誘われたのは、私を含めて7人のママたち。その日が来るのを楽しみにしていた私は、気持ちよく出かける準備を整えていた。
そのフランス料理店は少し高級感があり、雰囲気がとても素敵だった。普段は子どもたちと過ごすことが多いため、たまにこういったおしゃれな場所で大人だけで集まるのはとても新鮮で、私はワクワクしていた。
到着してみると、すでにママ友たちは店の入り口に集まっていた。そして、ボスママが店員と話をしている様子が見えた。どうやら、席の調整をしているらしい。私もその場に加わって待っていた。
しばらくして、店員が「こちらのお席でよろしいでしょうか?」と声をかけてきた。その時、ボスママが少し困った顔で店員に向かって言った。
「えっと、席は6人分なんですが…」と、ボスママが言い、私にちらっと視線を送った。
その瞬間、私の胸の中に何かが引っかかる感覚が走った。
何で6人分しか席がないんだろう?と思いながらも、私は一瞬黙っていたが、すぐに気づいた。どうやら、ボスママは私を「ママ友グループの一員」として数えていなかったらしい。要するに、私がそのグループに正式に迎えられていないということだ。
私は一歩引いて、その場で冷静に言った。
「私、ママ友じゃないみたいなので帰ります。」
その一言で、周りのママたちは驚き、目を丸くして私を見た。ボスママも驚きながら、何か言おうとしたが、私はさっさと店を出ていった。
店を出た後、私は何も考えずにそのまま帰ることにした。車に乗り込み、しばらくしてから携帯を確認すると、LINEにたくさんのメッセージが届いていた。
「ごめん、どうしても人数の調整が必要だっただけで、あなたを外したわけじゃないよ!」といった謝罪のメッセージが並んでいた。ボスママからも、「ちょっと言い方が悪かったけど、悪気はなかったんだ」といった内容が送られてきた。
私の心は少し落ち着き、でもその後、予想もしない展開が待っていた。
その日の夜、ママ友たちがグループLINEで盛り上がっているのを見て、私はちょっと興味本位で覗いてみた。すると、なんと、他のママたちが全員青ざめた内容が続いていたのだ。
「○○さん(ボスママ)、ちょっと言い過ぎだよね…」
「なんであんな風に言っちゃったの?」
「○○さん、あなたの言い方が原因で、私たちみんな気まずくなったよ…」
「今後、○○さんのことをどう思えばいいんだろう…?」
そして、ボスママ自身も「本当にごめん!私があんなこと言ったせいで、みんなに迷惑をかけた。」と、謝罪していた。
私はそのLINEを見て、少しだけ笑ってしまった。結局、ボスママが私を外して席を決めようとしたことが、みんなに気まずい空気をもたらしたのだ。私を帰らせたことで、結局、グループ全体が困惑してしまった。
私は思わず「まぁ、いいや。自分のペースで過ごすのも悪くない。」と心の中で思った。あのままその場にいたら、きっと気まずい思いをしていたに違いない。おそらく、あの場の雰囲気も、私が帰ることで少し解消されたのだろう。
結局、その後、ママ友グループでの集まりは、私を除いて進んでいったが、私はすっかり冷めた気持ちになり、無理してそのグループに付き合う必要はないと感じた。
その後も、ママ友たちはLINEでやり取りをしていたが、私は気持ちよく距離を置きながら、自分のペースで生活することにした。時には、グループ内で揉め事が起きることもあるが、それもまた人生の一部。自分にとって、心地よい関係だけを大切にしていこうと思うようになった。
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