コンビニで買い物をしている時のこと、お店に20代半ば程の自閉症を持っているであろう青年が来ました。
彼はおかしやカップラーメンを持ちレジへと来ると、店員がいない為大きな声で…
「お願いします!」
と口にします。すると店員がやってきたので、更にこう続けます。
『袋に入れてください』
『箸はいりません』
『現金です』
そう言い、慣れた手つきで持っていた500円を支払い、買い物から帰っていきました。
終始落ち着きが無いように見えるやり取りでしたが、40代程の女性店員は笑顔で接客をしていました。
すると、その光景を見ていたスーツを着た30代程の常連らしき男性が店員へと近づきこう言うのです。
『あーゆう人よく来るの?大変だねー』
明らかにさっきの青年を指しているその言葉に、女性店員は…
『よく来るよー。みんな礼儀正しくて元気で良い子達なんだ~☺️』
と笑顔で返します。
思わぬ返しだったのでしょう、男性は少し気まずそうにそそくさと買い物に戻っていったのでした。
この一部始終を目撃したきのこさんはこの時を振り返りこのように話しています。
「田舎のコンビニで、こうして偏見の目で見る人がいるのは仕方がない」
「でも、ここは良いコンビニだなぁと嬉しくもなった」
障害を持った人への偏見を持つ人がいることは確か、だけどそれと同時に色眼鏡無しで接してくれる人もいる。
人としてどうあるべきかを改めて考えさせられるそんなエピソードでした。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
次のページ