デスソースを使って、お米の中に潜む害虫に対する実験を行うことにしました。具体的には、お米の中に含まれるコクゾウムシという害虫が、デスソースで囲まれるとどのような反応を示すのかを検証します。
農家や主婦の方にはよく知られているかもしれませんが、米の中にはコクゾウムシという害虫が潜んでいることがあります。すべてのお米にいるわけではありませんが、高確率で卵が埋め込まれていることがあります。コクゾウムシの特徴は、象の鼻のような長い口を持っていることです。サイズは小さく、繁殖力が非常に高いです。一匹のコクゾウムシは、300から400個の卵を産むと言われています。この虫は米に穴を開け、卵を産みつけます。幼虫は米の中で成長し、成虫になって外に出てくるため、米を食べ尽くす害虫です。非常に厄介な存在です。
このコクゾウムシは、唐辛子に含まれるテルペノイド系化合物という植物由来の成分が苦手です。つまり、唐辛子を米の中に入れると、その成分によって害虫が逃げていくというわけです。実際に、以前の動画では、コクゾウムシが大量に潜んだ米に、世界で3番目か4番目に辛いブートジョロキアという唐辛子を投入したところ、コクゾウムシが暴れだしたことがあります。
さて、今回はさらに強力な辛さを誇る「サドンデスソース」を使って、コクゾウムシの反応を観察してみることにします。サドンデスソースには大量のブートジョロキアとハバネロが含まれており、その辛さはとても強力です。このソースでコクゾウムシを囲んでみて、どのような結果が得られるのか、皆さんも興味津々だと思います。
実験の準備は整いました。まず、デスソースでサークルを作り、その中心にコクゾウムシが含まれる米を置きます。デスソースの辛味成分が漂ってくる中、コクゾウムシをサークルの中に放つと、彼らの反応が見られるでしょう。
初めてデスソースのサークルに入ったコクゾウムシたちは、まず動きが止まります。辛味成分に驚いたのか、サークルの中をうろうろしている様子が伺えます。中にはデスソースを避けようとするコクゾウムシもいますが、脱出する手段を見つけられず、サークルの外に出ることができません。数匹はデスソースに触れることもできず、戻って米の方に帰っていきます。
実験が始まってから5分ほど経過した時点でも、コクゾウムシたちはサークルから出ることができません。デスソースの辛味成分が彼らに強い影響を与えていることがわかります。さらに、デスソースの中で死んでいくコクゾウムシは見当たらず、全体的に辛味成分の効果が実証されています。
サークルの中では、多くのコクゾウムシが活動を始め、脱出を試みていますが、成功する者はごくわずかです。最終的には、サドンデスソースの中で10匹ほどのコクゾウムシが脱出に成功しましたが、大部分のコクゾウムシはサークルの中に留まり続けています。
この実験からわかることは、デスソースの辛さがコクゾウムシに対して非常に効果的であるということです。
コクゾウムシに困っている方は、ぜひ米の中にデスソースを入れてみることをお勧めします。今回の実験結果は、唐辛子の辛さが害虫駆除に有効であることを証明しています。
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