1歳ちょっとになる我が子が卵アレルギーだと診断されたのは、今から数ヶ月前のことだった。最初は心配だったが、嫁はすぐに子供のアレルギーに対する知識を調べ、食べ物や身の回りのものには徹底的に気を配り始めた。もちろん、私もできる限り協力するつもりだった。だが、私の母親が問題だった。
母親はアレルギーについての認識が甘く、子供が卵アレルギーだという事実を軽く見ていた。私が何度も説明しても、「ちょっとずつ慣らせばそのうち治る」と言い張り、実際に何度か卵が含まれるお菓子を子供に与えようとしていた。私も嫁もそのたびに注意し、説教する日々が続いていた。
そんな中、先日、嫁が腰痛を起こしてしまった。私は仕事があり、家事の手伝いも難しい。そこで、どうしても手が足りないと思い、母親に助けを求めた。しかし、これが嫁の怒りを買う結果となった。嫁は私が何の相談もなしに母親を呼んだことに激怒し、私に詰め寄った。
「一日寝てるしかできないお母さんを勝手に呼んでどういうつもりなの?私に相談もしないで、何を考えているの?」と。
私はどうにか説得しようとしたが、心の中では冷や汗が流れていた。嫁はいつも子供のために神経をすり減らしているし、今回の腰痛も仕事と家事に疲れが溜まっていた結果だろう。その上で私が母親を呼んだことに対して、彼女はかなり不安と不信感を抱いていたのだ。
その夜、晩ご飯を準備していると、突然子供が泣き出し、顔に赤い発疹が広がっていった。私は驚いて子供を抱き上げ、顔を見ると見る見るうちに腫れてきていた。そのとき、母親に尋ねると、オロオロしながら言い訳を始めた。「ほしがったから、一口だけマヨネーズを…」と。私の頭の中で何かが切れる音がした。
すぐに救急指定の病院へ駆け込み、なんとか事なきを得たが、発症から数時間が過ぎ、私は非常に怒りと絶望を感じていた。何よりも、子供のためにこれまでどれだけ気をつかってきたのか、その努力を一瞬で台無しにされてしまったのだ。そして、母親は言い訳を続け、「私があげたんじゃなく、あの子が欲しがったからあげただけ」と、責任を一切取らなかった。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
次のページ引用元:,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]