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「山下がやらかしたんだから、君も反省文ね」店先に積まれた大量のメロンパン…10個と10ダースを間違えた新人のミスを、店長がなぜか私に押しつけてきた。黙って注文履歴とシフト表を大画面に映した結果…
2026/07/02 告発

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「山下がやらかしたんだから、君も確認担当として反省文ね」――店長がそう言った瞬間、私は黙って注文履歴を開いた。

朝、出勤してすぐ、店の入口で足が止まった。

そこには、見たこともない量のメロンパンが山のように積まれていた。

カゴの上から崩れそうなほど袋が重なり、その前には手書きの紙。

「やらかしました(笑)
10個と10ダースを間違えました。
アルバイト 山下」

通りかかるお客さんは、みんな足を止めて笑っていた。

「え、これ全部メロンパン?」

「山下くん、派手にやったね」

店内は少しざわついていたけれど、雰囲気は悪くなかった。

むしろ、正直に書いた紙のおかげで、ちょっとした名物コーナーみたいになっていた。

でも、店長だけは違った。

奥から出てきた店長は、顔を真っ赤にして山下くんをにらんでいた。

山下くんは新人で、まだ入って一か月。


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手元の伝票を握りしめて、何度も頭を下げていた。

「すみません、本当にすみません……」

私はその姿を見て、少し胸が痛くなった。

確かにミスはミスだ。

でも、まだ新人に発注を一人で任せていた時点で、店側にも問題はある。

そう思った次の瞬間、店長が私の方を見た。

「君も確認担当だよね?」

私は一瞬、意味が分からなかった。

「え?」

「発注の確認、普段は君が見てるでしょ。今回も君に責任あるから」

周りの空気が止まった。

私はゆっくり言った。

「その日、私、休みでしたけど」

店長は目をそらした。

「でも普段の教育が足りなかったんじゃないの?」

出た。

責任の押しつけ。

自分が新人に任せきりにしたことは隠して、私にも反省文を書かせるつもりだ。

しかも、本部に「スタッフ全体の確認不足でした」と報告すれば、店長自身の管理ミスは薄まる。

私はその場で言い返したかった。

でも、怒鳴ったら負けだと思った。

だから笑顔で言った。

「分かりました。では、事実確認してからにしましょう」


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店長は少しだけ安心した顔をした。

たぶん、私が素直に引き下がったと思ったのだろう。

でも違う。

私は事務所に入り、すぐに発注システムを開いた。

注文時間。

操作アカウント。

承認者。

ログは全部残っていた。

下注文時刻は前日の20時13分。

操作したのは山下くんのアカウント。

最終承認したのは店長のアカウント。

そして私は、その日シフトに入っていない。

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