夏が近づくとともに現れる、あの小さくも厄介な存在――蚊。刺された時の痒みだけでなく、感染症のリスクもあるため、できる限り避けたいと誰もが思うはずです。今回は、「絶対に蚊に刺されたくない人」のために、蚊にまつわる雑学と予防策を一挙にご紹介します。
■蚊が血を吸うのは“メス”だけ
まず知っておくべき事実として、蚊のすべてが吸血するわけではありません。実際に人間の血を吸うのはメスの蚊だけで、オスの蚊は主に花の蜜を吸って生きています。メスは産卵に必要な栄養素を血液から得るため、吸血行動に出るのです。
■蚊が媒介する危険な病気
蚊が媒介する感染症は非常に多く、マラリア、デング熱、ジカウイルス、黄熱病など、世界中で毎年何百万人もの命が失われています。たかが虫刺されと侮れないのが、蚊の恐ろしいところです。
■蚊に刺されやすい人の特徴
「自分ばかり刺される」と感じている人には、いくつかの共通点があります。
体温が高い人
呼気中の二酸化炭素量が多い人
血液型がO型の人
蚊は視覚や嗅覚だけでなく、温度や二酸化炭素の濃度にも敏感。つまり、“蚊にとって魅力的な人”というのが確かに存在するのです。
■産卵場所を断つことが第一歩
蚊は静かな水面に卵を産みます。バケツに溜まった雨水、使われていない池、古いタイヤの内部などが格好の産卵地です。家の周りに不要な水たまりを作らないことが、繁殖を防ぐ基本です。
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