ホンダの二代目プレリュードは、日本車の中でも特にエモーショナルなデザインとスポーティな走行性能で多くのファンを魅了してきました。その中でも2.0SIモデルは、まさに時代を超越した一台であり、その存在感は今でも衰えることなく語り継がれています。この車が300万円を超える価値を持つ理由は、単なるスペックだけではありません。
プレリュードのデザインは、一目見た瞬間に心を掴む独特なフォルムが特徴です。特に二代目プレリュードは、直線的なラインとシャープな角度で構成されたスタイリッシュなボディが印象的であり、80年代の日本車らしい美学を体現しています。さらに、車両全体に広がる緑色の塗装が独特の存在感を放ち、現代でもその魅力は色褪せません。リトラクタブルヘッドライト（ポップアップヘッドライト）は、当時のスポーツカーの象徴であり、このデザインが採用されていたことも、プレリュード2.
0SIのアイコニックな要素です。
2.0SIモデルは、2.0L DOHCエンジンを搭載しており、最高出力は160馬力に達します。このエンジンは軽量でありながらも力強い加速を提供し、ドライバーにスポーティな走行感覚を与えます。また、ホンダの特徴である高回転エンジンのパフォーマンスは、まさに当時の技術力の結晶と言えるでしょう。
この車の最大の魅力は、その素直なハンドリングにあります。二代目プレリュードは、前輪駆動（FF）ながらも極めてバランスの取れたシャーシ設計が施されており、カーブでも安定した走行が可能です。特に、ワインディングロードではドライバーに車の一体感を感じさせ、まるで車が道と対話しているかのような感覚を与えてくれます。
この「操る喜び」を味わえることが、プレリュード2.0SIが今でも多くの車好きに愛される理由の一つです。
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