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「すみません、子どもがいるので少しだけ通してもらえますか?」狭い歩道を手つなぎで塞ぐカップルに頼んだ私。彼氏「こっちも通ってるんですけど?」と笑った次の瞬間、後ろの老人が放った一言で空気が凍りついた…
2026/06/25 告発

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【手をつないだまま道をふさぐカップルに、私が何も言い返せなかった理由】

その日、私はベビーカーを押して、病院へ向かっていた。

子どもは朝から少し熱っぽく、予約の時間にもギリギリだった。

近道のつもりで入ったのは、住宅街の細い歩道だった。

左は高い塀。

右はフェンス。

人が二人並んだら、それだけでいっぱいになるような道だった。

そこへ、前から一組のカップルが歩いてきた。

二人は手をつなぎ、楽しそうに話しながら、道の真ん中をゆっくり歩いていた。

最初は、こちらに気づけば自然に一列になってくれると思っていた。

普通なら、そうする。

前からベビーカーが来ているのだから、少し手を離すだけで済む話だった。

けれど、二人は私を見ても速度を落とさなかった。

目が合った。

確実に、こちらに気づいていた。

それでも、手をつないだまま、道の真ん中を動かなかった。

私はベビーカーを止め、できるだけ穏やかに言った。

「すみません、少しだけ通していただけますか。


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子どもが乗っているので」

すると、女性は面倒くさそうに私を見た。

男性は、わざとらしく彼女の手を強く握り直した。

そして、小さく笑って言った。

「こっちも通ってるんですけど」

私は一瞬、言葉を失った。

通っているのは分かる。

でも、こちらはベビーカーだ。

塀にも寄れない。

フェンスにも寄れない。

後ろにも人が来ている。

私だけが我慢すればいい、という状況ではなかった。

それでも私は、もう一度だけ言った。

「本当に少しだけで大丈夫です。手を離して一列になってもらえたら通れます」

女性はため息をついた。

「え、なんで私たちがそこまでしなきゃいけないの?」

その言葉に、胸の奥が一気に冷たくなった。

子ども連れだから偉いと思っているわけではない。

優先しろと言っているわけでもない。

ただ、道を共有してほしいだけだった。

なのに、二人はまるで私が迷惑をかけている側みたいな顔をしていた。

私は仕方なく、ベビーカーを少し後ろに下げようとした。

その時だった。


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後ろから、低い声が響いた。

「じゃあ、私も壁に張り付けばいいのかね」

振り返ると、杖をついた高齢の男性が立っていた。

その後ろには、買い物袋を持った女性。

さらに、スーツ姿の男性もいた。

いつの間にか、細い道の後ろには何人もの人が詰まっていた。

高齢の男性は、カップルをまっすぐ見て言った。

「若い人が手を離すより、赤ちゃんの乗った車を下げるほうが大事なのかい?」

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