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「ここは俺の場所だ」——無断駐車した大家に営業を潰されかけた結果、警察を呼んだら“立場”が逆転した話
2026/04/24 告発

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「すみません、ちょっと…大変なことになってます」

土曜の午前、別店舗を回っていた私のスマホに、焦った声が飛び込んできた。

電話の向こうは、作業場にいるスタッフ。

普段は落ち着いている子なのに、明らかに声が震えている。

「大家さんが来て……車を、カーポートに停めて……そのまま帰っちゃいました」

一瞬、意味が分からなかった。

「……え?誰の車?」

「だから、大家さんのです。『2〜3日は帰らないから』って言って……」

嫌な予感がした。

急いで現場に戻ると、すぐに目に飛び込んできた。

カーポートのど真ん中に、堂々と停められた一台の車。

見慣れたナンバー。

——間違いない。大家だ。

そこは、ただの駐車スペースじゃない。

うちの作業場だ。

しかもそのカーポートは——

約150万円かけて、こちらの負担で解体・新設したもの。

契約時、きちんと許可も取り、書面にも残している。

スタッフが近づいてきた。

「すみません…何度も説明したんですけど、全然聞いてくれなくて……」


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聞けば、こう言われたらしい。

「ここは貸した覚えはない」

「俺が使いたいときに使う場所だ」

——いやいやいや。

「契約書に書いてありますよね」と伝えても、

「細かいこと言うな」

「こっちは大家だぞ」

と、高圧的な態度。

その場にいたスタッフは、完全に押されてしまったらしい。

その時、頭に浮かんだのは——昨日の出来事だった。

店の水道管が漏水していた。

しかも場所は、建物内部。

明らかに経年劣化。

こちらの使い方の問題ではない。

すぐに管理会社に連絡し、現場検証も済ませた。

修理費は、かなり高額になる見込み。

そして、その翌日。

このタイミングで、無断駐車。

——偶然なわけがない。

完全に“嫌がらせ”だった。

しかも今日は土曜日。

一番忙しい日だ。

作業場が使えないだけで、仕事が止まる。

「すみません、本日少しお時間いただいて…」

お客様への対応も、いつも通りいかない。

スタッフの顔にも、明らかな疲労が出ていた。

その光景を見た瞬間、迷いは消えた。


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私はすぐに大家に電話をかけた。

「今すぐ車、移動していただけますか?」

すると、返ってきたのは——

「無理だな。2〜3日は戻らないって言っただろ?」

一瞬、耳を疑った。

「ここ、うちの作業スペースです。営業に支障が出ています」

「大げさだな」

——プツン。

その一言で、完全にスイッチが入った。

私はその場で電話を切り、迷わず110番した。

「営業中の店舗の作業スペースに、無断で車を置かれていて、業務が止まっています」

数分後。

パトカーが到着した。

近所の視線が集まる中、警察官が状況を確認する。

私は契約書をその場で見せた。

「こちらに記載があります。駐車場およびカーポートは借主の専有使用」

「オーナーの無断立ち入りは禁止されています」

警察官は静かに頷いた。

そして大家に連絡。

しばらくして、大家が戻ってきた。

さっきまでの余裕とは違う、少し苛立った顔で。

「なんで警察なんて呼ぶんだよ」

私は一歩も引かなかった。

「業務が止まっているので」

警察官が間に入る。

「この場所は借主の使用権が認められています。無断での駐車はトラブルになります」

大家は不機嫌そうに言い返す。

「俺の土地だぞ?」

その瞬間、警察官がはっきり言った。

「所有と使用は別です。契約が優先されます」

空気が変わった。

完全に、流れが逆転した。

数秒の沈黙。

そして大家は何も言わず、車に乗り込んだ。

ゆっくりと、カーポートから出ていく。


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あれだけ強気だった人間が、何も言えずに。

その背中を見ながら、私は初めて深く息を吐いた。

その後、管理会社を通じて正式に抗議。

今回の件は記録として残し、再発時は法的措置を取る旨を通達。

漏水の修理費も、契約通り大家側の負担で進むことになった。

結局——

「大家だから何をしてもいい」は通用しなかった。

むしろ逆だった。

ルールを無視した側が、最後に追い込まれた。

もしあの時、我慢していたら。

きっと今も同じことが続いていた。

立場じゃない。

守るべきものを守った側が、最後に勝つ。

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