親としては、子供が結婚することは自然な成り行きだと考える人が多いでしょう。しかし、実際に相手を見ると、性格や職業、外見などによって親が結婚相手を認めたくない場合もあるようです。
フリーマガジン「R25」誌上で行われたアンケート調査によると、40~50代の男性社会人200人が未婚の娘を持つ親として、結婚してほしくない男性のランキングが発表されました。
第1位は「定職につかない、夢追い人」で、第2位は「チャラい雰囲気の男」、第3位は「父の自分と同年代(もしくは更に上)の男」、第4位は「日本語が通じない外国人」、第5位は「バツイチ男性」(離婚経験者)、第6位は「娘よりだいぶ年下の学生」、第7位は「自分の(あまり好きじゃない)上司の息子」、第8位は「自分の(あまり好きじゃない)部下」、第9位は「名家の1人息子」、第10位は「政治家」でした。
このランキングには、娘の結婚相手として認めたくない男性のタイプが示されており、父親の気持ちが伝わってくる内容となっています。
一方、ネット上では、娘の結婚相手についてさまざまな意見が寄せられています。中には、「娘の連れて来た男はどんな男でもダメだろ!」といった厳しい意見もありますが、親としては娘の幸せを願う気持ちからくるものでしょう。
このようなランキングや意見が示すように、親としては子供の結婚相手について真剣に考えることがあります。それぞれの家庭や環境によって異なる考え方があるため、結婚についての意見や価値観は多様であることを理解する必要があります。
ネットから上記の内容への見解:
親が娘の結婚相手について抱く不安や願望は、決して否定できるものではありません。しかし、このランキングに表れているのは、親世代の価値観や偏見、そして娘に対する支配欲ではないでしょうか。
「定職につかない、夢追い人」を嫌うのは、安定志向の表れであり、娘の人生を自分の価値観で縛ろうとする姿勢です。
「チャラい雰囲気の男」を嫌うのは、外見や行動で判断する浅薄さであり、娘の個性や魅力を理解していないことの証です。
「自分の(あまり好きじゃない)上司の息子」や「自分の(あまり好きじゃない)部下」を嫌うのは、個人的な感情を娘の結婚に持ち込む自己中心的な行為です。娘の人生を自分の私利私欲のために利用しようとしているとしか思えません。
娘の幸せを願う気持ちは理解できますが、それを「自分の価値観で結婚相手を選ぶ権利」として主張することは、娘の自立を阻害する行為です。娘は親の所有物ではなく、自分の人生を自分で決める権利を持つ独立した人間です。
娘が結婚相手を選ぶ上で、親がすべきは、自分の価値観を押し付けるのではなく、娘の決断を尊重し、寄り添うことでしょう。娘が選んだ道を信じること、そして娘の幸せを心から願うことこそが、親の愛情の証です。
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