腰椎すべり症と診断された方の多くが、症状を改善しようと運動を取り入れています。しかしながら、その選んだ運動が逆効果となり、かえって腰痛を悪化させてしまうことが少なくありません。本記事では、腰椎すべり症の方が絶対に避けるべき運動4選を紹介します。もし、今から挙げる運動のいずれかを日常的に行っているならば、すぐに中止することを強くお勧めします。
腰椎すべり症とは?
腰椎すべり症は、腰の骨(腰椎)が本来の位置から前方にずれてしまっている状態を指します。正常な腰椎は緩やかな前弯(カーブ)を描いていますが、このカーブが過剰になることで骨が滑り出してしまうのです。この骨のズレが神経を圧迫し、腰痛や下肢のしびれ、違和感を引き起こします。
この疾患において何よりも大切なのは、腰の過度な反り(そり)を避けることです。反りを強める運動は、すべりの進行や神経への圧迫を助長し、症状をさらに悪化させてしまいます。
それでは、具体的にしてはいけない運動を見ていきましょう。
1. 腰を反らせるストレッチ
まず最も避けていただきたいのが、腰を大きく反らせるストレッチです。特にうつ伏せで上体を反らすような動き(コブラのポーズなど)は、腰のカーブを不自然に強調し、すべり症の原因となる前方へのズレを助長します。
この動きは、一見すると腰に「効いている」感覚を得られるため、良かれと思って続けてしまう方が多いですが、実際には悪化の一途をたどる危険な動きです。
2. 四つんばいで手足を上げる運動
次に注意したいのが、四つんばい姿勢で片手と反対の脚を持ち上げる運動、いわゆる「バードドッグ」です。これは体幹トレーニングとして一般的ですが、腰椎すべり症の方には非常にリスクがあります。
この運動は、脊柱起立筋など腰の筋肉を強化するためのものであり、強くなるほど腰の反りも強調されます。
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