プリンセス プリンセス（プリプリ）は、1980年代後半に「ダイヤモンド」や「世界で一番熱い夏」などの大ヒット曲で一躍有名になったガールズバンドです。彼女たちは日本の音楽史に残る数々の記録を打ち立て、1996年に解散しました。その解散には様々なトラブルや事情がありましたが、再結成時のメンバーの言葉には感動がありました。
プリンセス プリンセスは、ボーカルの奥井香（現・岸谷香）、ギターの中山加奈子、ベースの渡辺敦子、キーボードの今野登茂子、ドラムの富田京子の5人で構成されていました。1983年に結成され、当初は「赤坂小町」というバンド名で活動していましたが、1984年に「ジュリアン・ママ」に変更。
しかし、彼女たちは真の成功を手にするまでには、いくつかの困難を乗り越えなければなりませんでした。
プリンセス プリンセスは次々とヒット曲を生み出し、1989年には女性だけのバンドとして初めて日本武道館での公演を成功させました。しかし、成功の陰には困難がありました。特に、音楽番組『夜のヒットスタジオ』での司会者からの失礼な発言がきっかけで、メンバーは出演を拒否する事態に発展しました。
さらに、バンド内での音楽性の違いや、個々のメンバーの成長に伴う方向性の違いが浮き彫りになり、最終的には解散を決意するに至りました。メンバーの中山加奈子は「解散した方がいいんじゃない」と言い、その言葉が解散を決定づけました。
奥井香は後に「人間関係を選んだ」と語り、友達のままでいるために解散を選んだことを明かしました。
2011年3月11日の東日本大震災が再結成のきっかけとなりました。震災直後、メンバー全員が「何かできることはないか」と考え、再結成を決意しました。奥井香は「今これをやらないで一生を終えたら後悔する」と語り、家族やファンの支えもあり、再びステージに立つことを決意しました。
2012年、プリンセス プリンセスは復興支援のために期間限定で再結成し、ライブを開催。その収益金は被災地に寄付され、多くの人々に勇気と希望を与えました。
プリンセス プリンセスの解散と再結成には、数々のドラマがありました。友情と信頼のために解散を選んだ彼女たちの決意と、再び一つになって被災地を支援する姿勢には心を打たれます。
今後も彼女たちの活躍を期待し、またステージでの姿を見られる日を楽しみにしています。
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