一部メディアで激ヤセが報じられている神田正輝。愛娘の神田沙也加が非業の転落死を遂げた後も、気丈に「朝だ！生です旅サラダ」（朝日放送）のMCを毎週欠かさず担当している。
5月13日の放映では番組冒頭「明日は母の日、もう僕の母（女優の旭輝子）は亡くなっているので。皆さんも生きているうちに親孝行して下さいね」と、沙也加の1歳上である松下奈緒やゲストの元乃木坂46・松村沙友理に、穏やかに話しかけたのだ。テレビ関係者が言う。
「『旅サラダ』は20代や30代の女性タレントが起用される華やかな雰囲気の反面、沙也加さんを失くした神田さんには辛いんじゃないのかなと思います。神田さんが長年所属していた石原プロは、沙也加さんの死の8カ月前に解散。
母一人子一人で育てられた神田さんは輝子さんだけでなく、沙也加さんにも先立たれてしまい、肉親や旧友がいなくなってしまった」
沙也加さんの訃報の1週間後、番組で愛媛・今治名物の「焼き豚卵丼」が出されると「久しぶりにご飯を食べた」と漏らすなど、心労で食事が喉を通らないことを窺わせていた。テレビ関係者が続ける。
「ともにMCを担当していた向井亜紀さんからも老後を心配され、以前から再婚を促されていましたが『再婚すると、沙也加が自分を頼りにくくなるので』と再婚話を断っていたそうです。若い頃はスポーツマンでモテモテだった神田さんの頬がこけ、メイクでもカバーできないほどシミやシワが目立つまで老け込んでしまうのも無理はありません。
神田さんの体調を心配し、降板の話も出ていますが、我が家のような『旅サラダ』がなくなれば、神田さんは本当に孤立無援になってしまう。元気な限り、MCを続けてほしいのですが…」
上記の内容への声
神田正輝氏の激ヤセは、愛娘・神田沙也加さんの突然の死による深い悲しみと孤独を如実に物語っている。気丈に振る舞いながらも、その表情や言葉の端々から滲み出る虚無感は、見る者の心を締め付ける。
「生きているうちに親孝行して下さいね」という言葉は、大切な人を失った者だけが持つ、重く、そして残酷な真実への理解を滲ませている。それは、私たち視聴者へのメッセージであると同時に、彼自身の後悔と悲痛な叫びのようにも聞こえる。
周囲は「再婚」を勧めるが、それはあまりにも表層的な慰めに過ぎない。娘を亡くした喪失感は、新たなパートナーでは埋められない。むしろ、彼が本当に求めているのは、沙也加さんと共有した思い出を語り合い、共に悲しみを分かち合える「時間」なのではないだろうか。
「旅サラダ」は、彼にとって単なる仕事ではなく、外界と繋がり、日常を取り戻すための大切な拠り所となっているのだろう。しかし、彼の憔悴しきった姿は、番組継続の是非を改めて問いかけているようにも見える。
視聴率や番組の継続よりも、今は彼の心に寄り添い、静かに grieving process を見守ることが重要なのではないか。それが、私たちにできる唯一の「親孝行」なのかもしれない。
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