不慮の事故で夫を亡くしてしまった50代女性から、とても悲しく切ない思いが綴られた一通の手紙がとある新聞の相談コーナーへと届いた。
そんな生きることにも嫌気を差してしまった女性に対し、相談相手となった先生の掛けた言葉があまりにも感動的だとSNSを通して大きな話題となっています。
夫が無灯火の車にはねられ、この世を去り、加害者の女性に対する憎しみに身を支配され生きる今の生活が本当に苦しい女性。
藁にも縋る思い出相談されたことでしょう…
その気持ちに全身で受け止めた先生の回答が本当に感動するモノだったのです。
実は相談を受けた姜 尚中さんも最愛の息子を亡くし、相談者と同じ苦しみを背負っていたのでした…
それでも尚、前を向いて生きているのは亡くなった息子さんが残してくれた「末永く元気で」という言葉があったからと言います。
そして、途方に暮れている相談者に対してもその「末永く元気で」という言葉を使い勇気付けてみせたのです。
回答後、相談者がどうなったかまでは記されていませんでしたが、きっと前を向いて生きようとしてくれている…そう信じたいです。
本当に感動するお話でした。
是非あなた自身も人生で本当に辛い時が訪れたとしましょう。そんなときも、決して「生きる」を辞めることは絶対にしないでください。
「末永く元気でいきましょう…」
個人的な見どころ:
姜尚中さんの回答は、単なる慰めの言葉ではなく、深い人生経験から滲み出る真実の言葉です。自身も最愛の息子を失った彼だからこそ、その言葉には重みと説得力があります。しかし、ここで重要なのは、彼が「末永く元気で」という言葉を選んだ背景にある社会的規範と人間の心理です。
現代社会では、悲しみや苦しみを公然と表現することが避けられる風潮があります。特に、日本の文化では「我慢すること」や「他者に迷惑をかけないこと」が美徳とされています。しかし、これが逆に個々の心の痛みを増幅させる結果になっていることは否めません。姜さんの回答は、この風潮に一石を投じています。彼は、自分の痛みを率直に認め、その上で他者を励ますという行動を通じて、悲しみを共有し、乗り越える力を示しているのです。
さらに、加害者に対する憎しみを超えて「末永く元気で」という言葉を使うことで、相談者自身の心の平穏を取り戻す手助けをしているのです。憎しみに囚われ続けることは、自分自身をも蝕む行為です。姜さんの言葉は、相談者がその負の連鎖から解放される一助となるでしょう。
姜さんの回答は、単なる感動話ではなく、深い洞察と共感に満ちたものであり、私たちに生きる意味を再確認させてくれます。
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