50代の相談者女性には何人かの子どもがいて、先日末っ子が高校入試を終えました。
しかし、子ども全員が母の納得いく進路に進むことが出来ず、逆に母の同級生の子どもたちは成績優秀で、有名進学校・有名大学へと進んで行ったといいます。
そして、同級生らが子供の通う学校名を事あるごとに口にすることで、惨めな気持ちになり、その同級生らとの関係も絶ってしまう始末。
更には、通っていたピアノ教室でも周りの優秀な子は良い学校に行き、コンクールでも賞を取りましたが、我が子はどうせ同じようにはいかないと悟り10年間も通っていましたが辞めさせてしまったのです。
それでは実際の記事をご覧ください。
本当は良い学校に行ってもらい自慢をしたかったのに、全く逆の展開となり、成績優秀な子の親が羨ましく惨めな気持ちになってしまったのでした。
そんな思いを抱えながら過ごすことが辛く、数年間他人とは距離を置いてきましたが、さすがにそのような生活を続けることに不安を抱き始め今回相談を持ち掛けました。
この相談を受けたのは親子関係のスペシャリストである大学教授の大日向雅美先生でした。
自身も母である大日向先生は、相談者女性に対し、鋭く目の覚めるような回答をするのでした。
大日向先生は二人の娘を育てながら大学教授として親子関係論を担当する、親子に関するスペシャリストと言えるお方です。
今回、自己中心的な考え方を持つ相談者女性に対し、鋭く目の覚めるような回答をするのでした。
それでは実際の回答をご覧ください。
第一声に…
「子どもは親のアクセサリーではありません」
「自慢の道具でもありません」
と自分の満足の為にしか子供を見ていない考え方に対し鋭い言葉を浴びせます。
更に…
進学先やコンクールの成績だけで、子どもの真価を測るのも大きな間違いです。
と相談者のそもそもの考え方が間違っていることを指摘します。
逆に親として大切なことは、
子どもがどれだけその子らしい目標を見いだし人生を幸せに生きられるか。
そして、
思い通りにいかないことがあったとしても、あきらめずに投げ出さずに取組み、他者を思いやることのできる人になれるかに心をくだくこと。
だと言います。
しかし、相談者の様に人に誇れるものが欲しいと思う気持ちは誰にでもあると理解し、その気持ちがあるからこそ人は努力し前に進み、その中で失敗や挫折を味わうのだと言います。
そこで大切なことが…
成功も挫折も自分が受け入れることを原則とすること
と成功もあれば失敗もある。それらを含め受け入れることを伝えます。
そして最後にグサりと一言…
高校入試の結果だけで我が子を恥ずかしいと嘆く母親こそ、お子さんは恥ずかしく思っている
と一気に目が覚めるような正論カウンターを浴びせてしまうのでした。
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