履歴書に記載した資格が、面接の場で予期せぬ反応を引き起こしたことがあった。
私は製造業の工場でパートとして働いている。資格の欄には、私が誇りに思っていた「QC検定1級」を記載した。この資格は、製造業に従事する者にとっては貴重なものだ。
1級の取得には、2級に合格することが前提であり、順番としては3級→2級→1級という難易度の段階がある。
だが、面接の最中に、それが思わぬ形で裏目に出た。「これ、3級と2級もあるけど、1級だけ持ってるんですか？僕ですら3級持ってるんですけど（笑）」と、面接官は高笑いしながら言った。
その瞬間、私は一瞬呆気に取られた。まさか、こんな形で資格を馬鹿にされるとは思っていなかったからだ。
隣にいた部下らしき人物も、面接官を見て「何言ってんだ、この人」という表情を浮かべていた。それでも、私は冷静を保つように努めた。
実際、私が持っている「QC検定1級」は、製造業での品質管理の知識を証明するものであり、非常に有益な資格だ。それに比べて、面接官が自分の持っている3級の資格がどれほど意味があるのか疑問に思うこともあった。
確かに、この資格が即座に大きな昇進や給与のアップに繋がるわけではないかもしれない。しかし、これまでの努力が無駄でないことを信じているし、最終的にはそれが自分の仕事に対する姿勢を形作っていくものだと思っている。
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