芸能界で成功を収めた人々は、その名声だけでなく、莫大な遺産も後に残すことが多い。特に彼らの妻たちは、夫の死後、その巨額の遺産を相続することで一躍億万長者となることがある。しかし、そんな遺産には複雑な背景やトラブルがつきものだ。
2014年11月に亡くなった昭和の名俳優、高倉健さん。彼の遺産は約40億円にも及ぶとされ、その大部分を受け取ったのは、長年にわたって彼を支えた小田貴さんだった。しかし、彼女が健さんの親戚や妹に対して何も知らせずに密かに葬儀を行い、愛車やクルーザーを処分したことが波紋を広げた。遺骨の散骨も彼女の判断で行われたが、この決定に対して親族からの不満が噴出した。
昭和の大スター、石原裕次郎さんが1987年に亡くなった際、その遺産は17億円超。しかし、多額の相続税を支払うため、まき子さんは夫の豪邸を担保に銀行から借金をしていた。石原プロモーションを支え続けてきたまき子さんは、夫の遺言「会社を畳め」という言葉を守らず、スタッフたちのために会社を存続させたことが話題となった。
1985年の日航機墜落事故で亡くなった坂本九さん。その遺産は音楽関連の印税を含め、数十億円にのぼると言われている。彼の妻、柏木幸子さんは、残された2人の娘とともに悲しみの中で日々を過ごしていたが、夫が残した「上を向いて歩こう」などの名曲が彼女を支え続けた。
ザ・ドリフターズのメンバーである仲本工事さんが亡くなった後、3番目の妻、三代純子さんが彼の遺産を巡る話題の中心となった。
彼女は相続人ではなかったものの、彼の葬儀を手配し、共に過ごした思い出を語る姿が印象的だった。
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