松井秀喜さんは1974年6月12日生まれ、石川県能美郡のご出身です。幼少期からその体格は群を抜いており、3歳で保育園に入った際には、まるで8歳児のように見えたと先生が語るほどでした。この恵まれた体格のおかげで、小学校1年生の時には3年生以上の軟式野球チームに特別に入団させてもらいました。しかし、当時は監督の指示が理解できず、一旦野球をやめてしまいます。
再び野球に本格的に取り組むようになったのは小学5年生の夏休みのことでした。父の勧めもあり、兄の影響を受けて軟式野球チームに再入団しました。この頃から、プロ野球選手になる夢を抱くようになったのです。
松井さんはもともと右打ちでしたが、あまりにも打球を飛ばすため、兄とその友人が松井さんを左打ちに変更するよう強引に勧めました。
これが運命の左打ち転向となり、彼の野球人生に大きな影響を与えました。
1990年代から2000年代を代表する打者として、松井さんは日本プロ野球の読売ジャイアンツ、そしてメジャーリーグのニューヨークヤンキースやロサンゼルスエンゼルス、オークランドアスレチックスで活躍しました。2009年にはワールドシリーズ優勝を経験し、アジア人初のワールドシリーズMVPを受賞しました。2012年に現役を引退し、その理由として「命がけでプレーしメジャーで力を発揮するという気持ちで10年間やってきたが、結果が出なくなった」と語っています。引退後は、日本での復帰を選ばず、ファンの期待に応えられないと説明しました。また、2013年には国民栄誉賞を受賞しました。
現在の松井さんは、ヤンキースのGM付き特別アドバイザーとして活躍しています。主な業務はマイナーリーグの巡回や選手の指導、リサーチなどです。2015年3月からこの職に就き、現在も続けています。当時、日本から監督要請のラブコールもありましたが、ヤンキースでの仕事を選びました。そのため、日本では残念がるファンも多くいたようです。
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