元祖小悪魔女優、大原麗子さんについてお話しします。彼女の生涯は波乱に満ちており、その最期の瞬間に関する情報は多くの人々を驚かせました。彼女の人生の重要な出来事やその背景に迫ります。
幼少期と家族
大原麗子さんは1946年11月13日、東京都文京区の老舗和菓子屋「た月堂」の長女として生まれました。幼少期から父親に虐待を受けていましたが、8歳のときに両親が離婚。原因は父親の女癖の悪さでした。大原さんは母親に引き取られ、弟の政光さんは父親に引き取られました。これにより、兄弟は別々の道を歩むことになりました。
芸能界入りとキャリアの始まり
その後、大原さんは東京映画社の社長である大野忠さんにスカウトされ、芸能界に入ります。
彼女はテレビドラマや映画で多くの代表作を残し、その美貌と演技力で多くのファンを魅了しました。特にウイスキーのサントリーレッドのCMでの「少し愛して、長く愛して」というセリフは有名です。
プライベートと結婚
大原さんのプライベートも波乱万丈でした。彼女は渡瀬恒彦さん、続いて森進一さんと結婚しましたが、どちらも離婚に至りました。特に森さんとの離婚の際には、父親の姓に戻ることを拒否し、裁判所の手続きを経て母親の飯塚姓に変更しました。これは父親への強い憎しみが影響していると言われています。
性格と人間関係
大原さんは躁鬱的な性格で、躁状態になるとよく喋る一方で、孤独には弱い寂しがり屋でした。男性には不正を求め、好きな男性のタイプを「おとなしい人」と答えています。
その理由は「うるさい人は疲れるから」というものでした。また、彼女は10人近い男性マネージャーを振り回してきたというエピソードもあり、その勝気な性格がうかがえます。
晩年の孤独と病気
晩年、大原さんはギラン・バレー症候群やリュウマチなどの病気に苦しんでいました。短気な性格も災いしてか、親しい友人からも関係を断たれ、精神的に追い詰められていきました。経済的にも困窮し、所有していた高価な絵画や骨董品を売却し、年金も繰り上げ受給を申請していました。
最期の瞬間
2009年8月6日、大原さんと連絡が取れないことを不審に思った弟の政光さんが警察に通報。自宅の2階で、寝室の床に仰向けに倒れたまま亡くなっている大原さんを発見しました。彼女は携帯電話まであと15センチメートルのところで手を伸ばした状態で息絶えていたのです。解剖の結果、死亡日は8月3日で、死因は不整脈による脳内出血とされました。
享年62歳でした。
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