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タワマン配送で駐車代3000円…配達員が全員「もう行かない」と言い出した結果
2026/03/27 告発

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配送の仕事をしていると、誰でも一つや二つはある。

「できれば二度と行きたくない場所」。

その中でも、うちの会社でダントツ1位なのが――

とあるタワーマンション。

きっかけは、一本の配送だった。

その日、あるドライバーが朝からそのタワマンを担当することになった。

荷物は50個以上。

「まあタワマンだから時間かかるな」

最初は、みんなそんな感じだった。

タワマン配送が大変なのは業界では有名だ。

・エレベーター待ち・受付手続き・セキュリティ・高層階

普通のマンションなら30分で終わる荷物が、

2時間以上かかることもある。

その日もまさにそれだった。

しかも担当は新人の女性ドライバー。

慣れていないこともあり、

作業は想像以上に時間がかかった。

ようやく配送が終わり、

地下駐車場の精算機に駐車券を入れた。

表示された金額を見て、

その場で固まった。

3000円。

「……は?」

配送で来ただけ。

それなのに、

駐車代3000円。

そのドライバーは、会社に戻るなり言った。


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「すみません…赤字です」

最初はみんな笑った。

「タワマンあるあるだな」

でも、次の日。

別のドライバーが同じ建物に配送した。

今度は1時間半。

駐車料金は――

2000円。

さらに次の日。

また別の人。

2400円。

そこで、さすがに空気が変わった。

「いや待て」

「これおかしくない?」

だってそうだ。

俺たちは

遊びに来てるんじゃない。

荷物を届けに来ている。

それなのに、

届ける側が駐車代を払う。

しかもタワマンは、

一度入ると長時間になる。

つまり

配送すればするほど赤字。

あるベテランドライバーが言った。

「これさ…」

「行かなきゃいいんじゃない?」

最初は冗談だった。

でも。

その日から、少しずつ変化が起きた。

そのタワマンの荷物が出ると、

ドライバーたちが言う。

「パス」

「俺も無理」

「そこ赤字」

配車担当も困り始めた。

「誰か行ってくれない?」

でも返ってくる答えは同じ。

「行くなら駐車代出して」

会社も調べた。

すると分かった。

このタワマン、

配送専用駐車場がない。


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だから、

配送でも一般駐車扱い。

つまり。

配達すればするほど損。

その結果どうなったか。

ある日、

ついに事件が起きた。

タワマンのフロントから電話が来た。

「荷物が届かないんですが」

配送会社の回答はシンプルだった。

「配送可能ですが、駐車料金の補填が必要になります」

フロントは驚いた。

「え?」

当然だ。

今までそんなこと言われたことない。

でも配送側は引かなかった。

「配送で駐車代3000円は赤字なので」

それから数日。

そのタワマンの荷物は、

配送センターに山積みになった。

住人から問い合わせが増えた。

「荷物まだ?」

「なんで届かないの?」

そしてついに、

管理会社が動いた。

タワマンの掲示板に、

新しい張り紙が出た。

「配送業者専用駐車スペースを設置しました」

さらに。

「30分無料」

それを見たとき、

配送センターのドライバー全員が笑った。

誰かが言った。

「最初からそうしろよ」

そして別の人が言った。

「タワマンってさ」

「高い建物なのに、配送のこと全然考えてないよな」

でも。

今回のことで一つ分かった。

配送業者は、

ただの“便利屋”じゃない。

物流が止まれば、タワマンも止まる。

それを理解するまで、

この建物は

たった数日の配送ストップが必要だった。

そして今では、

そのタワマンの荷物を見ると

ドライバーたちは笑って言う。

「ここ? 今は行くよ」

「駐車場できたからな」

でもそのあと、

必ずこう付け加える。

「最初は誰も行かなかったけどな。」

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