大学時代、たった100円のハンバーガーがきっかけで始まった、ひとつの恋。
そんな匿名掲示板の投稿を、読みやすく再構成しました。
1: 名無しさん
いつも使ってたチラ裏に書きたかったけど、どこか分からなくなったからここに書く。
嫁との思い出話。
俺の親は育児放棄気味で、子供の前でも平気でダブル不倫してた。
小遣いとして月10万渡され、「食事も全部そこから好きに使え」という扱い。
そのせいで、一人で食べるのが嫌になり、誰かと一緒じゃないと食事できない人間になっていた。
友達に奢って一緒に食べようとする癖がつき、調子に乗った奴らに集られた。
焼肉に誘われて行ったら、知らない10人分を奢らされる。
一人食べ放題8,000円。
それで一ヶ月分の食費が飛んだ。
その日からマックの100円バーガー生活。
最後の5日で所持金200円。途方に暮れていたとき、声をかけてきたのが嫁だった。
大学近くのマックで空席に座っていた俺に、嫁が「ここいいですか?」と相席してきた。
ハンバーガー1個だけの俺を見て、「男の子なのにそんなので足りるの?」と聞いてきた。
「あと5日100円で過ごさないとだからw」と冗談で答えると、嫁はニコニコしながら俺のトレーに自分のポテトを置いた。
そして、自分のバーガーを食べ終えると、1000円札を俺の前に置いて立ち去った。
翌月、返そうとしたら嫁は拒否した。
「じゃあご飯奢るよ」と言ったら、
「ラーメン行きたい!」と嬉しそうに言って、一番安いラーメンを注文した。
「1000円分なんか頼めよ」と言えば、
「楽しいから、もう1000円より価値のある時間だよー」とニコニコ。
この瞬間、俺は嫁に惚れた。
人生で一番楽しい食事だった。
昼寝してたら久々にこの日の夢を見た。
懐かしい。
あー、また嫁に会いたい。
2: 名無しさん
おいまて、嫁に会いたいって……おい。
【まとめ】
・100円バーガーでつながったふたり。
・「楽しい時間はお金より価値がある」その言葉に惚れた。
・今も心に残る、温かい思い出。
出典:匿名掲示板の投稿をもとに再構成。
個人の体験談として紹介しています。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
次のページ