2024年8月16日、パリ五輪バドミントン混合ダブルスで銅メダルを獲得した渡辺勇大選手と東野有紗選手が、ペア解消を発表しました。渡辺選手は自身のインスタグラムで、13年間のペア活動に感謝を述べ、8月2日に行われる「ダイハツジャパンオープン」を最後にペアを解消することを公表しました。二人は中学時代からペアを組んでおり、13年もの長い間、共に戦い続けてきました。
渡辺選手と東野選手は、仲の良さでも知られており、多くのファンから支持されてきました。しかし、二人のペア解消には、それぞれの「新たな夢」がありました。
渡辺選手は「この13年間で自分自身が大きく成長できた」と感謝を述べつつも、次のステージに進む意志を固めていました。一方、東野選手も「女子ダブルスで世界の頂点を目指す」という夢を実現するために、新たな挑戦を選んだのです。
ペア解消後、渡辺選手は新たなパートナーとして田口真彩選手と組むことを発表しました。田口選手は、バドミントン界でも次世代のホープとされる18歳の若手選手です。宮崎県出身の彼女は、インターハイで3連覇を達成し、2023年には世界ジュニア選手権女子ダブルスで優勝するなど、輝かしい実績を持っています。
渡辺選手と田口選手のペア結成には、多くの期待が寄せられています。田口選手は、左利きであることから、渡辺選手とのコンビネーションが新たな戦術を生み出すのではないかと期待されています。しかし、年齢差が9歳あることや、所属チームが異なることから、練習の調整やコミュニケーションの問題が懸念されています。
さらに、渡辺選手はテレビ番組「ジャンクスポーツ」の中で、一般女性との結婚を発表しました。この突然の報告は、スタジオを騒然とさせ、東野選手も驚きを隠せない様子でした。渡辺選手の結婚が、ペア解消の一因とも囁かれていますが、彼自身は「新たな挑戦」を理由に挙げています。
新たに結成された渡辺選手と田口選手のペアは、9月6日から開催される全日本社会人選手権で初めて披露されます。渡辺選手は、男子ダブルスでも活躍した経験を持ち、そのスピードとパワーで田口選手の成長をサポートすることが期待されています。
田口選手にとっても、このペアは大きなステップアップの機会であり、渡辺選手の経験を学びながら、さらなる飛躍を目指すことができるでしょう。
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